五百川橋梁 (郡山市〜本宮市) 2010.10 [TOP] [寄り道] [橋梁Web]
「日本の廃道」第58号に投稿した記事に加筆・修正を加えたものです。
ここで、土木学会の「歴史的鋼橋集覧」から五百川橋梁の要点をつまんでおく。
明治20年 | (1887) | 郡山〜塩釜間開通。初代五百川橋梁はこの時に架けられた。 | ||
大正8年 | (1919) | 二代目として、このトラス橋に架け替えられる。 | ||
しかし製造年は「東京石川島造船所 1915」とあるので、どこからか移設されたのものかも知れない。 | ||||
昭和38年 | (1963) | この区間が複線化される。1、2連目のコンクリ桁の製造年もこの年。 | ||
つまり複線化工事の際に、まず上り線用の橋を新設し、 | ||||
これを単線で運用してる間に下り線の1、2連目の桁を交換したのだろう。 |
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五百川橋梁 |
伊達橋 |
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比較のために伊達橋と並べてみる。 | |
29.667mとあるから伊達橋同様100feet規格になろうか。 | |
とはいえ、日本製とイギリス製では多くの箇所で構造が異なっていて興味深い。 | |
リベットが多いのは相変わらずだが、部品数はかなり減っている。 | |
あと数年で製造から100年になる長寿橋である。 | |
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