闇川橋梁 (会津若松市)   2004.10              [TOP] [寄り道] [橋梁Web]

 

会津鉄道・芦ノ牧温泉駅と大川ダム公園駅の間を流れる闇川(くらかわ)に架かる。

国鉄会津線として開通した昭和7年(1932)から今でも現役である。

この画像は南側。

 

 

 

 

そして北側。

ご覧のように、左右非対称の珍しい鉄橋でなのある。

跳ね出し桁付きプラットトラス橋というらしい。

険しい地形のため当時の技術では北側からしか工事を始めらず、

特殊な工法を採用したためこのような形になったという。

 

 

 

 

 

 

その工法とは、橋脚を支点として少しずつ南側に桁を伸ばし、

北側にはその重量分のカウンターウエイトを増やしつつ建設するという

やじろべえ工法であった。

そのカウンターウエイトを吊るしたと思われる穴が現在でも見られる。

穴の部分は内側にプレートを貼って補強してあるようだ。

 

 

 

竣工は開通前年の昭和6年(1931)。

防錆塗装だけでこれほど耐用年数が保てるものなのか。

 

取材中ちょうど列車が通過した。 

 

 

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