松川橋 (福島市 水原川) 2004.03 [TOP] [寄り道] [橋梁Web]
旧R4=現県道114号福島安達線を北上、福島市に入ると水原川を越える。
少し上流にも同じく「松川橋」が存在する。
どんな橋なのだろうか?
別名「めがね橋」と呼ばれているようで、
形状はだいたいの想像がつく。
アーチ型石橋は大概めがね橋と呼ばれる。
現在、水原川の本流は画面外、右側を流れていて、
ここには石橋の下を流す為だけに、
川から水が引かれているようだ。
護岸や河原も人工的だ。
県道52号土湯温泉線である。
左の親柱には何も書かれていない。
重量制限は13t。
この標識自体もかなり古そうだ。
ひらがなで「まつかわはし」とあるようだ。
欄干までもが石材でできている。
水面に映って眼鏡のように見える。
こちらにも重量制限の標識がある。
北側のものより状態が良く「赤」が残っている。
「明治十八年八月」とある。
1885年、今から120年も前の竣工である。
しかも現役だ。
はっきりと「松川橋」と読み取れる。
途中から折れて、補修されている。
行政も積極的に保存している様子だが、
老朽化は確実に進んでいるようだ。