反場橋 (西会津町)   2004.08       [TOP]  [寄り道]  [橋梁Web]

 

R49を東へ進む。

藤トンネルを抜けるとすぐに、

柳津町から西会津町に入る。

500mほど先で別茶屋橋を渡るが、下に川はない。

谷に架かる橋で、竣功は昭和45年(1970)、全長55m。

右の崖側には旧道の痕跡が残っている。

しかし目的はここではない。

 

少し先に右に分かれる道がある。

県道341号別舟渡線の起点である。

その直前で不動川支流の切石川を渡るのだが、

現道に橋は無く、暗渠になっている。

しかし旧道は切石川を橋で越えていた。

それが旧別茶屋橋である。(正解は「反場橋

橋脚の奥に橋台が見える。

                     

橋脚を見てみる。

万世大路にある旧新沢橋の橋脚にそっくりである。

それもそのはず。

この橋は福島県令・三島通庸が推し進めた

会津三方道路の時期に竣功したものなのだ。

風化が激しいが、まだ直立している。

<訂正> 2004.12.15

竣功は大正5年(1916)頃とのこと。

 

 

県道側から橋脚を見てみる。

奥に見えるのがR49である。

画面中央の緑色の物体も実は橋脚なのだ。

下の方にコンクリートの灰色が

少し見えているのだが、お判りだろうか?

 

 

 

<追記> 2004.12.15 

正確な名称が反場橋と言う事が判り、

「デジタルライブラリー」収用のこの画像が

上画像と同じ場所で撮影されたことが判った。

竣功当時は木橋だったようだ。

 

 

 

それにしても、この東西橋脚の状態の差は何が原因だろう。

東の橋脚は蔓が全体を覆い、ほとんど本体が見えないのに、

西の橋脚には一本も蔓が絡んでいない。

自然とは、時に不思議なものを見せてくれる。

 

 

 

 

 


[2004.09]

再び訪れてみた所、

藪が一部刈り払われており、

見え難かった橋台が露出していた。

 

 

 

 

現道から1m程上にアスファルトの断面が見える。

旧R49は現在より高い位置を通っていたらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

奥を横切っているのが現国道。

右の一段高い藪道が旧国道である。

 

 

 

 

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2004.12 橋梁名変更&画像追加
2007.08 画像追加