はい、下りてきました。はい、下りてきました。
時空を越えて板谷街道に立つ。
個人的には、最も感動する時である。
ザックザックと緩やかに下りてゆく。
この辺りから「道」というより「溝」になってきた。
やはり「溝」はぬかるんで歩き辛いのであろう。
古畳が敷かれている。
畳敷きの街道・・・。
殿様でも豪商でもこうは行くまい、ふふふ。
やがて極細の舗装道に合流する。
左は湯ヶ原集落を経て水原。
板谷街道は右折である。
合流点を振り返り見る。
こちらから見ると、板谷街道はもはや
「道」とは思えない状況であることが判る。
ここには道標があったが、現在は
右奥に見える土蔵の前に移設されている。
中央の大きな「百万遍供養塔」の台座に
「右山道 左八丁目道」とある・・・はずなのだが、
風化が激しく全く読み取れなかった。
さて、極細の舗装道を北上する。
すぐに交差点に出る。
板谷街道は直進して、
平田川の東側の道を北上する。
この交差点、画像右から来た場合、左折できません。
角度がきつ過ぎて無理でした。
この手前付近で、街道は現道を離れ
画像左の水田を斜めに横断していた。
道形は圃場整備で完全に姿を消している。
平田川を挟んで西側の道に飛びます。