鮎滝渡船場跡1 (福島市 阿武隈川)  2004.04  [TOP]  [寄り道]  [廃道Web]

 

  「鮎滝渡船場跡」という場所があるのは以前から知っていた。「史跡」として地図に載っているのである。

  「まあ、河原に標柱が一本建ってる、って感じかな」くらいの認識であった。

  それに福島には渡し場が多い。「三本木の渡し」などは昭和54年に橋ができるまで現役だった位である。

  だから、渡し場を「史跡」と言われてもピンと来ないのだ。

  最近になって資料を見ているうちに、とんでもない物件を見逃していた事に今更気が付いたのだった。

 

福島市道・金沢立子山線を東進すると、

阿武隈川に出る。

景勝地である阿武隈峡には上蓬莱橋が架かる。

 

 

 

 

上蓬莱橋の上から下流を見る。

高い・・・。

「峡」と言う位だから、川幅が狭くなっている。

岩が突き出て最も狭くなっている部分が

渡し舟の航路だったという。

 

   

                 

東側の船着場を拡大。

人工建造物が判りますか?

 

 

 

 

 

 

西側の船着場を拡大。

天然の湾になっている。

 

冷たい暴風の中の非常に厳しい撮影でした・・・ 

涙が霧になって飛んで行ったよ。

 

 

 

上蓬莱橋を渡り、東岸へ。

渡し場跡への入り口はすぐに判る。

石製の標柱説明板がある。

ここから入る。

 

 

 

入るとすぐに分岐がある。

左だと思ったら右だった。草の道だ。

「史跡」なので、もっと観光化された状況を

想像していたが、良い意味で裏切られた。

 

 

 

 

これは旧街道に違いない。

おいらのフィールドだ。

予想外の展開に、足取りも軽くなる。

 

 

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