国道399号線・旧道2 (いわき市小川町) 2005.01 [TOP] [寄り道] [廃道Web]
旧道も遡上する。
今でも十分車が通れそうだ。
急に藪が濃くなる。
笹が路上にまで繁茂している。
すぐに道形が現れる。
奥に現道が見えてきた。
無事に突破した。
いや。「突破」という程でもないよな。
雪が無く、地面が踏み固められているのは、
ここに湧き水があるからである。
国道399号線・旧道区間探索終了。
<本当の旧道へ>
車を停めた地点まで戻ってきた。
正面に先程進入したガードレールが見える。
ここで、国道を挟んだ反対側はどうなっているのか、
旧道が続いてないかどうか、
気になって画像の右側を見てみる。
旧道は現道と重なっているらしい。
あれ?川の対岸に何やら人口建造物が見える。
コンクリートの橋台だ。
なんと、現道を挟んで反対側にも道が存在した!
ここに繋がっていた。
画像左の笹薮の低い点がそれである。
あまりに密生しているので進入はしなかった。
探索開始地点がA。
新旧合流点で、湧き水があったのがB。
Aに戻って、Cの対岸に橋台を見つけ、
それは上画像の地点Dに繋がっていた。
B-D間とCに、橋が架かっていたということは、
最初に探索した赤点線のルートよりも
ピンクのルートは新しいことになる。
初めは川に橋は無く、川沿いの岩壁を削って道を付けた。これが旧・旧道である。
その後、川には二本の橋が架けられ、より直線的に改良された。これが旧道。
さらにその後の線形改良に伴い、二つの橋は架け替えられた。これが現道である。
なお、1号橋と2号橋の竣功年度に一年の時差があるので、この一年の間だけは
新2号橋を通った後、旧1号橋を通っていたと思われる。
<おまけ>
「きょう」じゃ無い所が素敵ぢゃないか!
1号橋とは微妙にフォントが異なる。
「猪」の字などは誤字とも言える。
「きよう」ではなく「はし」なのだ。
これが一年の差。というものなのだろうか。
↑意味わかんねー。
同じ日のR399の4kmほど北の様子。
一面、銀世界であった。
これ、国道ですよ。