柳津隧道 (柳津町)   2004.08          [TOP]  [寄り道]  [隧道Web]

R49からR252に入り、ひたすら南下する。

柳津ダムを過ぎた辺りでトンネルに入る。

2001年9月竣功の「松倉トンネル」である。

 

 

 

 

松倉トンネルの右側にR252旧道があり、

その奥にもポッカリ穴が見える。

あれが目的の柳津隧道だ。

 

 

 

 

                     

旧道には車が入れないようにガードレールが、

更に人が入れないようにゲートが設置されている。

が、脇が甘い。

 

 

 

 

 

路肩にはまだガードレールがあり、

標識もそのまま残されている。

左側の法面はコンクリートで固められているが、

以前ここにはスノーシェッドがあった。

 

 

 

 

路面には新しい落石が転がっている。

北坑門が近づいてきた。

よく見ると石組みの坑門だ。

 

 

 

 

 

扁額を見る。

普通に左から「柳津隧道」とある。

下部にうっすら小さく

昭和二十八年五月」とあるので

竣功は1953年であろう。

 

 

 

隧道内部はコンクリ巻きであった。

後年の補修なのかも知れない。

さらに奥には、剥離落下防止と思われる

表面処理が見られた。

 

 

 

 

さて、深入りせずに戻りますよ。

新旧R252の合流点を見る。

かすかに黄色いセンターラインが残っていた。

 

 

 

 

 

反対側も見てみよう。

こちらも新旧トンネルが並んで見ることができる。

 

 

 

 

 

 

接近する。

右に見えるのは滑沢川に架かる「松倉橋」である。

しかし旧道には橋が無い。

橋は豪雨により画面左下を流れる只見川に

呑まれてしまったのだという。

そのため南坑門には接近できない。

 

 

橋台の痕跡が僅かに窺える。

奥には柳津隧道・南坑門が見える。

坑口は天井まで土砂で塞がれていて進入不能だ。

扁額は残っているようで、ひとまず安心。

 

 

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