御斉所街道・鹿ノ坂→本宮 [MENU]へ戻る
湯長谷藩・湯本宿と棚倉藩・石川宿を結ぶ街道。参勤交代に使用されたことはなく、
商用ルートとして利用された、いわゆる「塩の道」である。
石川街道の終点から御斉所街道は始まる。
右は後年開通した現R118バイパス。
左が旧街道である。
現在、県道14号いわき石川線の終点がここ。
下り坂は鹿ノ坂と呼ばれている。
下見した時点で感じたのだが、
この街道には非常に石碑が多い。
元々多かったのか、残存率が高かったのか。
それとも両方なのだろうか。
現在の目で見ると緩やかな坂に感じるが、
実は40mもの高低差があるのだ。
江戸、明治、大正期の馬頭観音である。
この時期の旅人や牛馬にとって、
この坂道は難所だったことが伺える。
中世この地方を治めた石川氏の廟所がある。
すぐ先で北須川を越える。
地元では「四ツ角」と呼ばれている。
現在の県道40号飯野三春石川線と交差する。
画面左(北)は三春道、
右(南)は白河道である。
白河道は、明治期には御斉所街道になり(つまり湯本から石川経由、白河まで延長された)、
後に国道118号線の一部になった。現在は県道11号白河石川線になっている。
中学校入り口バス停付近で
道は緩やかにカーブしているが、
街道は直進していた。
宅地化が進み、街道入り口は判らない。
奥の民家の裏辺りを通っていた筈である。
裏手に回ってみる。
いよいよ探索らしくなってきた。