御斉所街道・上遠野村小渕                    [TOP] [MENU]

 

K14を東進。

上遠野村から深山田村に入る所、原前バス停の西、右側に細道がある。

これが江戸期の御斉所街道である。

状況から見て、県道指定された過去はなさそうである。

 

 

 

それにしても、この側溝の形状はなんだ。

道路を蛇行する側溝という物を初めて見た。

端に、直線に設置するのが普通だろ・・・。

地図を見ると、この道路は上遠野と深山田の村境になっているので、

それが関係しているのではないか、と推定した。

 

 

 

未舗装の旧街道は長くは続かず、すぐに舗装道になる。

当然、側溝は両側にある。

そのうち手前も舗装されてしまうのだろうか。

ここに手作りの標識があった。

「背峰古道」とある。

背峰とは渡辺町上釜戸の「瀬峯」の事であろう。

江戸期以前よりあった道なのかも知れない。

 

「歴史の道」の地図によると、街道は上画像右側の民家の中を通っている。

旧街道は失われてしまったようだ。

仕方が無いので舗装道を進む。

市道に突き当たるので、ここを右折する。

 

 

 

 

すぐに大きな左カーブがあるが、

右から来た街道は、この辺りで合流していたようだ。

しかし立派は市道だ。

太い道には補助金が出るからなー。

街道の雰囲気は全く感じられない。

 

 

とか言ってるうちに、突然狭くなる。

拡幅工事の過程にあるようだ。

 

 

 

 

 

 

集落内の道は、当時の面影を感じさせてくれる。

狭くて曲がりくねった線形である。

地図を見るとこの先にゴルフ場がある。

拡幅工事はそれと関係があるのだろう。

この風景もやがて消えるのであろうか。

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