農道として利用されているようだ。
地元で瀬峯道と呼んでいる区間だ。
轍は右に反れて行くが、先には山砂採取場があって行き止まり。
ここは直進して藪道に入る。
ちなみに、確信があって進んでいる訳ではなく、
勘で選択しているだけである。
右はコンクリートの護岸になっている。
轍も鮮明だ。
「瀬峯峠」とでも言うのだろうか。
茶屋でもあったのか広場になっていて、周辺にゴミが散乱していた。
二本の鮮明な轍はここで消える。
道形を見失うような箇所はほとんど無いが、
それも春先限定であろう。
気持ちのいい、良い古道だなあ。
今思えば、ここが最大の「難所」であった。
右は幅員はあるものの藪が濃く、先が見えない。
左は細いが道形が鮮明で、見通しが利く。
正解は右であった。
余談 | |
実を言うと、最初の探索では左へ進んでしまった。 | |
左ルートはこれまでと同様、笹薮の稜線上を淡々と進むのだが、 | |
やがて急坂を転げる様に下ると小さな水田があり、その奥に一軒の民家があった。 | |
まだ間違ったことに気が付いてない私は、うろうろと下山ルートを探しながら民家に近づいて行った。 | |
ふと見ると、少し離れた畑の中におばあちゃんがいて、こちらを呆然と見ていた。 | |
そりゃーそーだろーさ。 気持ちは分る。 | |
と言うわけで、そそくさと退散することにした。 | |
突然山の中から出てきて、また山へと帰ってゆく男を見て、おばあちゃんは何だと思っただろうか? | |
驚かせてしまってすいませんでした・・・。 | |