御斉所街道・瀬峯道2                     [TOP] [MENU]

 

藪を潜り抜けると鮮明な道に出る。

各文献には「見晴らしが良い」と書いてあるのだが、

現在はこんな状態が続いている、

 

 

 

 

 

笹に覆われた細道が、ずっと奥まで続いている。

良い光景だ。

笹の高さはせいぜい腰までなので、容易に通過できる。

これ以上、濃くならなければ良いのだが・・・。

やや不安ではある。

 

 

 

明治24年に新道が開通したことで、このルートは旧道になったのだが、

この様子から見ても「廃道」になったわけではなく、

昭和になってからも、いや、現在でもそれなりに通行する人がいるようだ。

 

明治のルートは北に大きく迂回しているため、歩くには遠回りなのである。

 

 

 

昭和になって更なる新道が開通し、

その後、車社会が到来したことで一般の利用は激減したと思われるが、

その割りには保存状態が非常に良い。

現在でも手入れされているのだろう。

感謝感謝。

 

 

 

久しぶりに人工物を見る。

「十條」とある。

思いつくのは今は無き「十條製紙」しかない。

社有地なのかもしれない。

 

古道を整備してたのは十條製紙なのだろうか。

 

 

斜面を切って拓かれた部分。

一般的な登山道のように状況が良い。

幅員も十分あるようだ。

 

 

 

 

 

・・・・かと思ったら、また笹の道になる。

ここは胸くらいまであるが、速度を落とす事なく、ガサガサと進む事ができる。

歩く度に「笹だんご」の香りがした。

 

 

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