御斉所街道・田場坂村                 [TOP] [MENU]

 

高木家の前を南北に県道が通っている。

県道240号釜戸小名浜線である。

街道はこの県道を横断して更に東へ進んでいたが、

現在その道形は見当たらない。

県道14号まで迂回する。

 

 

街道は現県道の南側の谷を通っていたのだが、

下りられそうな箇所が見当たらない。

 

<追記>

2011年4月11日に東日本大震災の余震が発生し、

その際、画像左側の法面が大規模に崩壊。

長期間に渡って通行止めとなった。

 

現道から旧県道に入り、そこから南側を覗き込んでも道らしい痕跡は見えない。

斜面を強引に下ることも可能だったが、

針葉樹林は暗くて雰囲気が悪く、ちょっと入りたくなかった。

不法投棄ゴミもたくさんあったし・・・。

で、仕方なく車道を進む。

 

 

 

旧県道を東進すると、田場坂隧道跡がある。

街道は、この上を通っていたという。

 

 

 

 

 

 

かなり無理をして坑門右側から上り、振り返り見る。

右の黒いのが坑門の裏側である。

 

 

 

 

 

 

正面には既に鞍部が見えている。峠だ。

藪は薄いが、なぜか枝が皆低い。

くぐり、跨ぎ、服を引っ張られながら強引に進む。

 

 

 

 

 

いやらしい藪からズボッと抜けると、急に視界が開けた。

植林地の間に空間があるのだが、「道」とか「道跡」には見えない。

ただの荒れた草地だ。

歩き易いルートを適当に選んで進む。

 

 

 

 

なんとなく狭いV字谷に入り込んだので、

そのまま下ると眼下に舗装道が見えてくる。

 

 

 

 

 

 

舗装道に下りたところで振り返り、見上げる。

街路樹はここだけ途切れており、ちょっとだけ舗装されている。

こちら側からみると、非常に不自然に見える。

これが田場坂なのだろうか?

 

旧田場坂隧道の東側坑口からは、だいぶ離れたところに出た。

 

さて、街道はこの舗装道を横断して更に東へ続く。

水田の中を細々と進んで行く。

 

 

 

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