二本松街道・苗代田→黒岩   [MENU]へ戻る

苗代田を抜けると街道は、五百川と小屋館山

南麓の間の狭い区間を通ります。

明治の道路改修で、山側を削って拡張しましたが、

その際、岩壁を貫通していた日影沢堰の隧道も

破壊されました。その痕跡が今でも残ってます。

現在はコンクリートの水路が頭上を通ってます。

                  痕跡を見る

 

現在の県道が真っ直ぐですが、街道は所々で

左右に迂回してます。

ここでは山側に大きく迂回してます。

 

 

 

  

                     

行ってみてビックリ。幅員2m程でしょうか。

軽自動車でも通れません。

「車両通行禁止」とか「歩行者専用」とかの

標識はありませんでした。

すぐに合流します。

 

 

 

県道は下樋(さげひ)村を迂回してます。

右(北側)へ進みます。

 

 

 

 

 

すぐそこで県道と合流、という所に分岐があります。

街道は五百川を渡らず、右(北)へ曲がります。

 

左の低い欄干の橋は「黒岩橋」といいます。

街道とは無関係ですが、興味深いので(^_^;)

                  詳細はこちら

 

 

林道でもないのに「危険 落石注意」の看板あり。

道路の奥に「危険な物」が見えてます。

これが先程の橋の名の由来となった

「黒岩」なのですね。

 

 

 

 

その黒岩に、用水路として隧道が貫通してます。

前出の日影沢堰の上流です。

なるほど、道路を拡張すれば消えてしまう訳ですね。

それにしても、江戸時代にはどんな工法で

硬い岩をくり貫いたのでしょうか?

大変な難工事だったのだと想像されます。

 

 

完全に一車線しかありません。

退避スペースもありません。

「来るな!」と念じながら通ります。

 

 

 

 

 

なんとか抜けました。深呼吸などしてみます(^_^;)

この先、街道は田圃の中に消えます。

しかし、真っ直ぐな農道がありますので、

それを西へ進みます。

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