ここを左(旧県道)に入る。
右は新しいバイパス道だ。
中でも「東堂山」の碑は2mを越える大きなもので、
横には「八田野村中」とある。
奥に八田集落が見えてきた。
そこには道標がある。
画面右の高くて細長いのがそれである。
大寺駅とは現在の磐梯町駅のことである。
「東 強清水一里 戸ノ口一里廿余丁」
「西 廣田駅一里 坂下町三里半」
そして進行方向には 「南 若松市」とある。
下へ下って行く道がある。
これが旧街道なのではないかと思われる。
橋の上から対岸側を見下ろすと
それらしき石が見える。
この石の前を街道が通っていたのではないだろうか。
この先上りになり、上図と同じような感じで
旧県道に合流する。
すぐにR49を横断する。
信号をショートカットした車が
頻繁に通るこの細い道も古くからある道で、
分岐には道標がある。
「東 強清水ヲ経テ戸ノ口ニ至ル」
進行方向には「南 若松市」とある。
ちなみにここはT字路なので、西には道は無いのだが、
道標には「西 標語 共存同栄」とあった。
標語が刻まれた道標は初見である。
妙に和んでしまった。
昭和十年代の建立。
街道は右に見える水田の中を通っていた。
しかし圃場整備により、完全に消滅した。