二本松街道・八田野村                 [TOP] [MENU]

対岸の橋台付近は広場のようになっている。

そこから西に向って坂を上ってゆく。

南坂と呼ばれる。

現在は発電所の管理道として

使われているようだ。

 

 

 

先ほどまでいた対岸を望むと、廃屋が見える。

屋根まで抜け落ち、蔓が絡まっている。

旅館のようにも見えるが、

こんな場所で営業していたのだろうか。

古い石積みの護岸も見える。

  

 

                    

南坂を上り詰めると、そこには一里塚がある。

八田野の一里塚である。

 

 

 

 

 

 

一里塚前を通過して振り返る。

塚は完全な姿で一対共残っていた。

長らく藪に埋もれ、半壊していたものを

修復したとのこと。

             説明板を見る

地元農民延べ570人、8日間の労役により造られた、

との記録が残っている。

 

水田の中の砂利道を進む。

奥に「磐梯河東IC」を示す標識が小さく見える。

 

 

 

 

 

 

すぐに砂利道は途切れる。

街道は直進していたが、圃場整備で消えてしまった。

このT字路には一里塚を示す錆びた標識がある。

 

 

 

 

 

上図のT字路を右へ下ると県道に出る。

そこには一里塚を示す大きな看板があり、

初めてでも容易に訪れることができる。

 

 

 

 

 

さて、整備された水田の畦道を進むと、

眼下に「方形でない水田」が見えてくる。

この畦道が街道の痕跡ではないかと想像した。

 

 

 

 

 

 

 

畦道は荒れた林の手前で途切れている。

 

 

 

 

 

 

 

林の中には道があった。

単なる作業道なのかも知れない。

 

 

 

 

 

 

IC入り口の所で県道に合流する。

合流後、すぐに高速道の下をくぐる。

 

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