奥州街道・伏拝坂                    [TOP] [MENU]

街道は丘陵の上を通っている。

下方の展望は無いが、空が近く気分がいい。

平坦な道をくねくね進む。

 

 

 

 

 

街道の雰囲気を感じさせてくれる並木道。

以前は未舗装だったが、今では

U字溝まで備えた近代的な道路となった。

 

 

 

  

                     

突然、左側の展望が開ける。

手前に東北新幹線、奥には東北自動車道が見える。

全長11kmにも及ぶ福島トンネルから

ちょうど車両が出てきた。

 

 

 

 

いつの間にか、道は公園の中を通る。

共楽園という市立の公園である。

左側の高台にお堂があり、

そこに拝石という石がある。

伏拝集落の名前の由来となったものである。

 

 

 

公園が終わると下り坂になる。

伏拝坂である。

左の土手の上に馬頭観世音碑がある。

福島宿の飛脚問屋「島屋」が建立したものである。

 

 

 

 

馬頭碑から先は急坂になる。

奥のカーブミラーのある所で、

右から来た明治の新道と合流する。

新道は現在耕作され、畑になっている。

 

 

 

狭い急坂を下ってゆく。

右の石垣の奥に、舟繋ぎ石がある。

地元の人は「ビッタラ石」と呼んでいるとのこと。

 

 

 

 

 

やがて、宅地の中を通って旧R4に合流する。

この旧R4は県道でもなく、市道にまで降格した。

「南町浅川線」が正式名である。

 

 

 

 

 

合流点を振り返り見る。

旧街道はご覧のような急坂である。

ここに説明標柱が建っている。

「右 奥州道」は判るが、

「左 旧四号国道」というのは珍しい。

 

 

市道となった旧R4を北進する。

バイク屋の前に杉妻村・道路元標がある。

 

 

 

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