相馬街道・美女木                    [TOP] [MENU]

ここも一度通り過ぎてから気が付いた。

逆からだと判り易いのだがね。

 

 

 

 

 

 

トウモロコシ畑の奥に旧道があった。

今でも車で入れる。

 

 

 

 

  

                     

入れるが、使われてる様子はない。

現役当時のガードレールが夏草に埋もれている。

廃道か?

 

 

 

 

 

と思ったら一軒の建物の前に出た。

「戸沢十二区多目的集会所」

ま、どうでもいいが・・・。

 

 

 

 

 

ここには「美女木」バス停がある。(びぢょき)

本来は看板にあるように「美女来」と書いた。

平安中期、権力争いに負けた藤原実方を追って来た

妻の香野姫が、この地に養蚕を広めた、

という逸話に基づく地名である。

 

 

 

 

 

この集会所前の広場は、

バスの回転場になっている。

つまり、バスはここまで来て

引き返してしまうのだ。

 

 

 

 

とか何とか言ってるうちに、

バスがやってきた。

降りたのは女子高生ひとりだった。

 

 

 

 

 

バス停のすぐ先は分岐になっている。

現道は直進しているが、

街道は川を渡らず、迂回して左側を進んでいた。

 

 

 

 

すぐに古くからの分岐がある。

道標らしきものなし。

ここを右に進む。

 

 

 

 

 

岩が剥き出しの法面。

「落石注意」の看板が見える。

こんな道を作ってしまう人物と言えば、

一人しか思い浮かばない。

福島県令・三島通庸である。

三島道かどうかは想像に過ぎないが、

明治期の改修の痕跡だと思われる。

 

 

 

石組みの法面の上には、

大きな蔵が建っている。

 

 

 

 

 

 

道の両側に花が植えられ、

まるっきり民家の玄関先である。

こちら側からは入りにくい雰囲気だ。

この先で、現道に合流する。

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