旧国道49号線・郡山〜いわき8 (石川郡平田村) 2007.01     [TOP]  [寄り道]  [廃道Web]

 

山に挟まれた狭い平野部をくねくねと進む旧道。

グレイの点線は個人的な妄想。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<六地蔵前>

「六地蔵前」という名のバス停付近から旧道に入る。

近くに地蔵像があるに違いない。

 

 

 

 

航空写真を見て「もしや隧道では?」と期待した箇所だが、

現状はこの通り。

隧道跡と言うわけでもなく、初めから切り通しだったようだ。

 

「郡山国道誌」(1976)には「49号旧道平田村六地蔵」として、
この場所の写真が紹介されている。

 

 

 

上画像左側の小山の上に石塔が並んでいた。

その中に六地蔵を発見して、ひとりでニヤリ。

六面に地蔵像が彫られたタイプであった。

 

 

 

 

 

切り通しを抜けると砂利道になる。

 

 

 

 

 

 

 

う〜ん、狭い。

軽自動車同士の離合も不能だ。

こんな道がいわき〜郡山を結ぶ幹線道路だったとは・・・。

 

 

 

 

 

日当たりが悪く、凍てついた道を走ると現道に合流する。

 

 

 

 

 

 


旧道はこの辺りから左に入るはずなのだが・・・。

 

 

 

 

 

 

あ、これか。

工場と崖の間を通る砂利道が旧道らしい。

おじゃましま〜す。

 

 

 

 

 

巨大な工場の前を通り抜けると、

旧国道というか街道のような雰囲気になる。

平田村の天然記念物「二また杉」の前を通る。

 

 

 

 

 

 

 

やがて現道が見えてくる。

合流点はすぐ先だ。

 

 

 

 

 

 

現道は一段下を通っており、

よって接合部はやや無理やりな感じになっている。

民家の門前だけに、こちら側から入るのはどうも気まずい。

 

 

 

 


<鴇子>

現国道の北側をへろへろと進む旧道。

現役の村道である。

 

 

 

ここから旧道に入る。

かつてはもっと手前から分岐していた可能性もあるな。

 

 

 

 

 

集落と水田の間を通る、いかにも旧道らしい雰囲気がいいね。

 

 

 

 

 

 

 

集落の外れにはお宮さんがある。

赤い鳥居。

曲がりくねった細道。

ひび割れたアスファルト。

 

みんな好き。

 

 

現国道がずっと右側に見えている所も楽しい。

見通しの悪いカーブもあるので前方には注意。

 

 

 

 

 

 

集落が近づいてきた。

右側の杜に石碑が集められている。

寄ってみよう。

 

 

 

 

 

ここにも六地蔵が見られた。

顔が削られているのは廃仏毀釈の痕跡だろうか。

愚かなことをしたものだ。

 

 

 

 

 

やがて県道136号平田小野線に合流する。

かつてはここが、左・小野新町、右・いわきの分岐点だった。

右折する。

 

 

 

 

すぐ先で現国道に合流する。

さらに古い道の痕跡らしきものが、路肩に見られた。

 

 

 

 

 


<札場>

判り易い線形改良の跡。

切り通しの外側に旧道あり、発動。

 

 

 

 

 

ここから旧道に入る。

小さく「建」の標柱が写っている。

 

 

 

 

 

一車線の砂利道を上って行く。

航空写真を見ると右側は水田のはずだが、

いまでは耕作が放棄され、荒れている。

 

 

 

 

 

やがて合流する。

1kmほど進むといわき市に入る。

 

 

 

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  この先の状況は、 
  sunnypandaさんの「国道49号長沢峠(旧道)」
  darkさんの「国道49号線 長沢峠旧道」 「国道49号線 三和隧道旧道」に詳しい。