旧国道49号線・郡山〜いわき7 (石川郡平田村) 2007.01 [TOP] [寄り道] [廃道Web]
長い登坂車線がある峠を越えると
郡山市から平田村に入る。
そして、この分岐から比較的長い旧道区間に入る。
現道右奥に切り通しが見えるが、
この外側にも旧道が見られた。
このような直線になったのは最近のことらしい。
「二級村道 大柏木曲山線」とある。
やがて緩やかな峠を越える。
下りになると同時に視界が開けた。
右奥にあぶくま高原道路の高架が見える。
旧道はあの下をくぐり抜けている。
軌道跡のような優雅な曲線を見せる旧道。
すぐ先で、県道42号矢吹小野線に合流する。
県道になった旧道は右奥へと進む。
古くからある三叉路らしく、ここには道標がある。
「左 須加川」 須賀川を示す。
ここにもやはり「郡山」の文字は見られない。
谷田川か守山辺りで南に折れるルートがメインだったのであろう。
さすがに県道だけあって二車線になっているが、
曲折の多い線形は旧来のままである。
奥に見える青看のところで現国道に合流する。
すぐ先で平田村の中心である蓬田の繁華街になる。
山裾に沿って南下する。
一度現道に接近するが合流はせず、
旧道はそのまま山裾を進んでいた。
以前はバスも通っていたのだろうか。
奥を横切るのが現国道で、旧国道はここを直角に左折する。
元々ここはY字路だったようで、その交点を貫くように
国道バイパスが開通してこんな形になったようだ。
まるでナイフで切り落としたような断面だ。
振り返って撮影。
石垣の上の歩道が、その後の旧道の路面の高さを示す。
勾配改良されたのが現道だ。
路肩に並んでいた。