旧国道4号線・伏拝坂3 (福島市) 2004.03 [TOP] [寄り道] [廃道Web]
左からは斜面が迫り、右はすぐに路肩である。
短く言うと「狭い」ということだ。
柵の内側に入ってみる。
しかも新しい。
柵の必要性は確実にあるのだ。
落石を乗り越え、さらに進行。
元々狭い空間をさらに狭くしている。
奥を見通すと、平面部分が見えない。
これ以上の進行は不可能なようだ。
躊躇なく撤退を決意した。
画面左奥が撤退決意ポイントである。
こうして下から見ると、柵の内側は道路の痕跡ではない、という気がしてくる。あまりにも直線だ。
峰部分にあった道は完全に削り取られ消失。谷部分だけ生き残り、その残った旧道と同一平面上の法面に
落石防止柵を設置するための段差を設けたのではないか。
とすると、先程の決死の斜面探索は何だったのか?との疑問が沸いてくるが、深く考えずに次へ進む。
また法面と防護柵が見えてくる。
単なる段差なのだろうか。
そう認めざるを得ないのか・・・。
そして、谷の奥へと道が続いている。
同じパターンの繰り返しだ。
この斜面は傾斜が緩やかなので、
ここから上に上ってみる。
道跡どころか、人の歩くスペースすらない。
さらに狭くなり、もう進めましぇん。
初めから判っているのに進んでしまう。
愚かなTUKA。
下に見える赤く塗られた標柱は何だろうか。
そこには鮮明な道形が見られる。
道は徐々に傾いてその先で消失する。
削り取られてしまったようだ。ここで撤収。
ここにも赤い標柱があった。気になる。