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<大久保村> 

川俣線の線路跡を探索する途中で見つけた。

奥を横切る県道が昭和47年(1972)に廃止された線路跡で、

戦前には岩代大久保駅があった。

右の高台は大久保小学校。

 

[2004.04]

車に削られて傷だらけだが、彫りが深いので文字は鮮明だ。

村名部分は特に深く彫られている。

 

 

 

 

 

 

 

 

珍しく裏面にも文字が彫られていた。

「福島縣」と読める。

この周辺共通の仕様なのかも知れない。

 

 

 

 

 


<月舘町> 

国道349号線と国道399号線の交差点。

雑然とした一画にコッソリと立っている。

 

 

 

[2007.10]

右上部が著しく欠損。

文字はまあ鮮明な方だろう。

「館」ではなく「舘」であることも確認できる。

 

 

 

 

 

 

 

裏面に県名が入るのが伊達郡の特徴のようだが、

こいつは一味違う。

この画像では見辛いが、「福島県」でも「福島縣」でもなく、

「福嶋縣」なのだ。

このパターンは初めて見た。

 

 

 

 

 


<桑折町> 

奥に見える伊達郡役所を引いて撮るため歩いていたら見つけた。

以前来た時にはなかったはず。

立派な標柱まで設置されている。

同じ仕様で「本陣跡」とか「一里塚跡」などの標柱もあった。

 

 

まだセメント打ちたてっぽい。

風が強い日だったにも関わらず砂も被ってないので、

設置されたのはここ数日のようだ。

どこかに保管されていたのだろう。

おかげでWeb初公開することができた。

 

ちなみに県名はどこにもなかった。

 

[2009.03]

 


<上保原村> 

所在不明であったが、阿武隈急行線・上保原駅前にある、

という情報を得ての訪問である。

どこかに保管されていたのを近年ここに設置したらしい。

[2017.02 追記]

現在は、上保原公民館の玄関前に移設されている。

元の場所は「上保原字無苦代48」と資料にある。

←この辺りだ。

阿武隈川の渡し場から保原に向かう街道上に設置したのだろうか。

元標の位置から当時のメインルートが想像できて面白い。

 

文字が塗装されていて鮮明だが、本体左上が欠けている。

県名なし。

 

[2010.01]