旧県道115号三春日和田線1 (郡山市)    2005.02   [TOP]  [寄り道]  [廃道Web]

 

  郡山市の日和田町と、阿武隈川を挟んだ対岸の西田町を結ぶ小和滝橋を取材するつもりだったが、

  橋は既に撤去されていたので、残念ながら旧県道レポになってしまった。

 

  <小和滝橋>
  この部分は川幅が狭くなっていて流れが急なため、舟が渡れなかった。
  しかも西岸(日和田側)は高い崖になっており、橋を架けるのが困難な地形でもあった。
  明治9年(1876)、地元有志が私費での架橋許可申請を県に提出し、明治17年(1884)になってやっと認可された。
  認可したのは土木県令、三島通庸である。
  明治18年(1885)に完成した初代小和滝橋は石橋であったが、5年後の明治23年(1890)、洪水によって流されてしまった。
  二代目は明治32年(1899)に吊り橋として完成。
  三代目になって初めて県費で建設され、昭和10年(1935)に鉄橋として完成。
  四代目は平成9年(1997)に完成し、現在供用されている。
  昭和初期に竣功した三代目鉄橋を見たかったわけだが、既に撤去されていた。
   

 

これが現在の小和滝橋周辺の様子。

旧橋はおろか、旧道も削除されている。

この地図から「廃」の匂いを嗅ぎ取るのは難しいであろう。

 

 

 

 

 

一方、昭和50年に撮影された航空写真には旧道と旧小和滝橋がはっきり写っている。

東岸側がコンクリート桁。

西岸側のワンスパンがトラス、という特異な姿を河原の影から想像して欲しい。

 

 

 

 

 


  <西岸側旧道>                    

上の航空写真にあるT字路から東方向を見たのがこの写真である。

簡単な車止めが設置されている。

 

 

 

 

 

車止めの左にある藪の中には打ち捨てられた看板が埋もれていた。

「新小和滝橋を早期に実現しよう」

このスローガンが平成9年(1997)に達成するわけだ。

四代目橋に掛ける地元の熱意が窺える。

 

 

 

 

車止めの奥には「通行止」の標識。

「この先150m」とあるから旧道は150mしか残っていない事になる。

 

 

 

 

 

 

標識と反対側の法面の様子。

昭和9年の竣功当時の施工だろうか。

なかなかいい味を出している。

 

 

 

 

 

雪の上をサクサクと進む。

いや〜寒いわ!

ハクキンカイロ、持ってくりゃ良かった。

右の路肩に標識を発見。

 

 

 

 

回り込んで見てビックリ。

廃道には全く似合わない新型の標識だ。

現道が開通してからも、しばらくの間は平行して通行可能だったのだろうか?

 

 

 

 

 

廃道が決まっているルートにこんな標識を設置したのだとすると

こりゃ税金の無駄遣いだよなー。

 

 

 

 

 

 

標識のすぐ先に、また車止めがある。

不思議なことに軟式ポールであった。

軽く押しただけでグニャリと曲がるヤツだ。

車での進入も可能にしてあるのだ。

う〜む・・・なぜだ。

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