旧国道289号線の隧道跡2 (いわき市) 2005.02 [TOP] [寄り道] [廃道Web]
赤のルートが国道であったことを示す
公式な物件、青看が残されていた。
国道は集落内を通っていたのだ。
右のルートが、今回の探索コースである。
<西側の隧道>
旧国道は右へと進む。
坂を上ると深〜い切り通しが見えてくる。
地形的に見て、隧道があった場所は
ここに違いない。
いやはや、なんとも大規模な、
そして鋭角な切り通しだ。
さすが、元隧道である。
拡幅工事の際に崩されたのだろうか。
玉石積みの法面が古風である。
隧道のままのほうが良かったのではないか、
とも思える程の深い切り通しであるが、
やはり国道としては、幅員や高さに問題が
あったのだろうな。
コンクリートの壁の部分が隧道だったのか。
どの程度の隧道があったのだろうか。
痕跡すらなく、全く判らない。
惜しいのぉ・・・。
細い左の道が、かつてはメインであった旧県道。
右がS27の地図で「間路」と表現され、
後に国道に昇格したルートである。
この奥、500m先に隧道跡があるようなので、
先に右の道を探索する。
赤く錆びつき、文字も消えかかっている。
いったい、いつごろからある物なのだろうか。
どんな注意を促していたのかすら、
今となっては不明だ。
<南側の隧道>
普通過ぎて、ちょっとガッカリ・・・。
「間路」にあったしょぼい隧道は、
道ごと大幅に改良され、
当時の様子を想像することすら
困難な現状を目の当たりにする。
どんな隧道があったのだろうか。
ちなみに当時の地図の道路記号では、国道>府県道>連路>耳并路>間路>小径、と区分けしてある。
連路が「幅員3m以上」とのことで、間路はその下の下、なのだ。
そこにあった隧道であるから、その規模がだいたい想像できるであろう。
昭和初期の施工を思わせる。
以上で旧R289の隧道跡レポは終了である。
寒いっすね・・・・冬だからね・・・・。