東日本大震災の記録・事前事後 2           [TOP]  [寄り道]

  震災で被害を受けた建築物や文化財。 その定点観測結果の記録。
   

<須賀川市>

林精器製造

震災翌日、給水所で水を貰った帰りに撮影した。

建物内からはまだ煙が上がっており、ホースを持った消防士が待機している。

 

 

 

 

震災3日後。

早くも解体作業が始まっていた。

 

 

 

 

 

 

震災8日後。

 

 

 

 

 

 

 

震災11日後。

 

 

 

 

 

 

 

震災2ヶ月後。

 

 

 

 

 

 

 

震災5ヶ月後。

瓦礫の撤去作業はひと通り終了したようだ。

 

 

 

 

 

 

震災から1年5ヶ月経過した2012年8月。

崩れずに残った部分は壁で塞がれ、

崩壊した工場跡地では建設作業が始まっていた。

 

 

 

 

 

震災から1年10ヶ月後、新工場の建屋が完成した。

 

 

 

 

 

2013年1月

 


籾山地区の石碑1

 

 

 

 

2011年3月

 

 

 

 

 

 

2011年7月

 

 

 

 

 

 

2011年9月

 

ついに復旧なる。

 

 

 

 

 

2013年1月

 


籾山地区の石碑2

 

 

 

 

2011年3月

 

こういうものの復旧に手が回らないほど、当地は深い痛手を負ったのだろうか。

 

 

 

 

 

2011年7月

 

まだ復旧せず。

 

 

 

 

 

2013年1月

 


神炊館神社 (おたきや)

須賀川宿の総鎮守で芭蕉も参詣した由緒ある神社。

参道の両側に並んでいた石灯篭が軒並み倒壊した。

 

 

2011年3月

 

倒れた石灯籠は片付けられ、立入禁止も解かれた。

石灯籠が低いのは余震を警戒しての措置だろうか。

 

 

 

 

2011年5月

 

2013年の正月。

相変わらず石灯籠は低いままだ。

元旦には参拝者の長い行列が境内外まで続いていた。

そんなタイミングで大きな地震が発生したら、石灯籠は凶器になりかねない。

 

 

2013年1月

 


八幡町交差点のビル

これは既出レポとは別角度の画像で紹介する。

 

2011年3月

 

 

 

2011年4月

 

 

 

 

 

 

 

2011年5月

 

 

 

 

 

 

 


国立福島病院付近

これも既出レポとは別角度。

 

2011年3月

 

 

 

2011年8月

復旧工事と同時に拡幅も進行している模様。

 

 

 

 

 

 

2012年1月、工事完了。

点字ブロックも設置され、あとは街路樹を植えるだけか。

 

 

 

 

 

 

 


<白河市>

小峰城址

震災前年の夏、私は小峰城址の南西にある櫓を訪れていた。

 

 

 

2010年7月

 

目的は、白河駅を見下ろす櫓跡に建てられた、この「鐵道殉職者之碑」を見るため。

側面にはびっしりと名前が刻まれている。

大正5年(1916)に設置されて以来追刻を繰り返し、

昭和42年(1967)までに亡くなった鉄道従業員41名の氏名・死亡年月日が

刻まれているとのこと。

 

 

 

その櫓の石垣が震災で崩落し、石碑も落下した。

手前にあるのが石碑の土台である。

 

 

 

 

2011年4月

 

殉職者碑はそこから少し離れたところに転がっていた。

無残にも2つに割れてしまっている。

 

 

 

 

 

 


これは東南角の櫓である。

 

 

 

 

 

2005年3月

 

両側の石垣が崩れ、内堀に落ちてしまっていた。

立木も倒れている。

数年がかりで修復するそうだが、なんとも気の遠くなりそうな作業である。

 

 

 

 

 


北側にある枡形。

 

 

 

 

 

 

 

ここも崩壊してしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 


県道11号白河石川線・搦目付近

白石鉄道跡探索の際に何度も往復した県道である。 

道路の左側が軌道跡であった。

覆い被さるような法面に威圧感を感じる場所であったが、

そこが震災で崩れて通行止めになった。 

2011年4月

 

コンクリートで処理された部分は無事らしく、

崩落したのはその上部の露岩のようだ。 

 

 

 

 

 

     
山の頂上からエンジン音が聞こえるので注視すると、なんと重機が作業していた。

浮いた岩をアーム先端の削岩機で崩して落とす。

その岩が鈍い音を立てて斜面を転がり、県道のアスファルト上に落ちて砕ける。

路上には飛び散った岩が民家に飛び込まないように土嚢が積んである。

------ なんともダイナミックな工事が行われていた。

現場の方に伺ったところ、

重機は山頂に生えた立木にワイヤーを回して"ぶら下がっている"とのこと。 

調べてみると、千葉県にある「大昌建設」が開発した、

高所法面掘削機(ロッククライミングマシーン)RCM06型、というものらしい。 

 
     

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