網の輪隧道3 (須賀川市) 2006.05 [TOP] [寄り道] [隧道Web]
このような低い丘、緩い斜面、浅い藪を抜ければ良いのだ。
特に危険な所もなく、楽チン楽チン。
なぜこんな所に、こんな物が?
石垣は路肩の擁壁だったのだ。
南側に続く道は浅い切り通しにすらなっている。
行かない手はない。
「コ」の字型に窪地を囲んでいる。
建物でもあったのだろうか?
そこで道は行き止まりになっていた。
これは古い石切り場だ。
かなり本格的に採掘していたようだが、
なにやら、途中で放棄されたようにも見える。
薄い踏み跡を辿ると、すぐに峠を越える。
眼下に川が見えてきた。
喜び勇んで降りてみたが、坑口を横からしか見られず
再びここに戻る。
川は画面左に流れていたが、堰き止められて
隧道内部へと導かれている。
堰には水門がある、と聞いたのだが、
細い土管があるだけだった。
これが「水門」か?
こちらも坑口上部が抜け落ちている。
ズームで迫る。
ここで地元の方から多くの貴重なお話を伺えた。
見物に来る人の為に、ゴミを拾い、危険な浮き石を
排除しているのだという。
頭が下がる思いであった。
←前へもどる この項終了