羽鳥隧道2 (天栄村)   2005.04        [TOP]  [寄り道]  [隧道Web]

 

ここまで接近しても、坑口を横からしか

見られない。

反対側から接近してくる車を確認する為の

カーブミラーが二重に設置されているが、

隧道内では離合が不可能なため、

接近に気付いたらバックしなければならないのだ。

 

 

羽鳥隧道・北坑口

相互リンクの「山形の廃道」さんの資料によると、

昭和27年(1952)竣功、全長69.3mとある。

ダムよりも、羽鳥橋よりも古いということは、

当初は工事用に造られたのかも知れない。

残念ながら扁額が失われている。

完成後53年を経て、坑門右側の傷みが激しい。

                 

その坑門をよく見ると、コンクリートの中に

木材が入ってるのを見つけた。

まさか鉄筋の代用ではあるまい。

生コンを流し入れる際に、混入したのだろうか?

 

 

 

 

内部は全面、鉄骨と鉄板で巻かれ、

延命措置が取られている。

鉄板内部では、どの程度剥離が進行しているのか、

気になる所ではある。

知ったら怖くて通れないような状態だったりして。

 

 

 

隧道を抜けると、すぐ先に橋がある。

なかなか険阻な地形のようだ。

 

 

 

 

 

 

橋の名前は「唐沢橋」と言い、

銘板を見ると竣功は昭和44年(1969)とあった。

んん?

羽鳥隧道 昭和27年(1952)
羽鳥橋   昭和29年(1954)
羽鳥ダム 昭和31年(1956)

この橋だけ、やけに新しい。

旧道も旧橋も見当たらないが・・・。

 

ごく普通のガーダー橋である。

道は橋を渡ると急な左カーブになっている。

 

 

 

 

 

 

橋を渡った地点から振り返る。

低い稜線の下に南坑門が開いているのが

お判りであろう。

 

 

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