沼上隧道1 中山宿〜上戸   2003.12   [TOP]  [寄り道]  [廃隧道]

 

R49を西進。中山峠を上って行く。

登坂車線が無くなる手前付近から

谷側を見ると、旧R49と磐越西線が

平行しているのが見える。

一段下の旧R49に降りて行く。

 

 

この道が現役当時には何度も通ったはず。

しかし全く記憶が甦らない。

 

標識だけが風化もせずに輝いている。

 

 

 

                     

山側車線は落ち葉や蔓植物に覆われている。

木も倒れこんでいる。

この区間は、前後共に新道の法面により

封鎖されている。

全く使われていないのだ。

 

 

 

旧道上から遠方を望む。

左が沼上トンネル、右が沼上隧道である。

・・・・遠い。遠すぎる。

こちら側からのアプローチは無理だ。

線路の横断も避けたい。

他にルートは無いものか、探す。 

 

 

これは現R49から見た沼上隧道である。

上に見えるのは、中山トンネル(現R49)

その手前の赤い橋はR49の旧道である。

Aから入り法面をトラバース、坑門の上部を通り、

新旧トンネル間の斜面を下ることにする。

て言うか、結果的にそうなった。

 

 

赤い橋の上から、線路を見下ろす。

手前の三角の薮部分が旧線路跡である。

 

 

 

 

 

2006年4月の様子。

坑口に続く廃線跡が鮮明に見てとれる。

 

 

 

 

[2006.04 追加]

 

画像右下に見えるのが、

旧道を遮るガードレールである。

それを越えてすぐに切れ目がある

ここから谷に下りる。

 

 

 

 

切れ目から谷を見下ろす。

坑門の上部が見えるが、

そこに至るまでの「斜面」は、上から見ると

「垂直」に感じられる・・・。

さすがハンパじゃねえ!(半泣き)

 

 

 


「自動車塗装の自分史とSL写真展」の管理人・田辺幸男氏より、

この沼山トンネルがまだ工事中だった頃の写真をご提供頂いたので、

ここに転載させて頂く。

 

撮影は昭和41年(1966)12月とのこと。

新トンネル開通の前年である。

 

 

プッシュプルで25‰の中山峠を上ってきた編成が、沼山隧道に突入した瞬間である。

その左側には工事中の沼山トンネルの坑門が見える。

手前の道床にはまだレールが敷かれておらず、

代わりに多数の工事機材が置かれている。

最も手前にある雪解けで泥んこの道は、国道49号である。

2つの坑門の上を右上に上って行く道も国道の延長で、やがて中山峠に至る。

新トンネル左側には、斜面を利用したらしき施設の大屋根が見える。

2013.11追記  

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