白河駅周辺・架道橋群3 (白河市) 2005.03   [TOP]  [寄り道]  [隧道Web]  [リスト]

 

  <3・昭和町架道橋a> [地図]

[1]バイパスを越え、さらに西へ進む。

地図を頼りに探すと、三つ目を見つけた。

昭和町架道橋(仮名)だ。

こ、これは小さいぞ!

 

 

 

 

[2]普通のセダンならなんとか通れるかも。

でも馬車は通れなかったんじゃないかな。

おかげで歩行者、自転車専用道になっている。

と思ったら「この先 50m」とあるので、

隧道自体は車の通行が可能なのだろうか?

ま、「先」に行けばこの謎は解けるであろう。

 

                  

[3]擁壁こそコンクリートで補強されているが、

交通標識やら高さ制限バーやらがなく、

重厚な坑門をたっぷりと堪能できる。

「けたに注意」ではなく

頭上に注意」になっている。

それだけ低いってことだろう。

 

 

[4]いや、ホント低いなー。 ジャンプすれば届くぞ。

こんなアホな写真を撮っていると、

後ろに人の気配が・・・。

おばさんが

「何だ、この人は・・・」という目で見ていた(汗

 

 

 

[5]事情を説明すると(どんな事情だよ)

「ずっと東に、もっと小さいのがあるよ」

と現地ならではの貴重な情報を頂いた。

ありがとー、おばさん!

後で行きますっ!

(ね、ほら低いでしょ)

 

 

[6]その前に、ここを観察せねば。

きれいなレンガ巻きの内壁である。

天井が低く、さすがに圧迫感を感じる。

照明器具なし。

側溝があるのは、どうやら「お約束」らしい。

 

 

 

[7]隧道を抜けると、道は直角に左に曲がる。

その先の道がこれである。南側から隧道に

接続する唯一のルートがこれなのだ。

この道を通る人のためだけに、

昭和町架道橋は建設されたのだ。

(本当にそうなのか?)

 

 

[8]振り返ると、そこには南坑口がある。

が、様子がおかしい。

ここまでの隧道と、構造が全く異なる。

坑門が奥にあり、手前頭上には歩道が

通っている。

なんだこれは?

 

 

[9]坑門の手前両側は、擁壁ではなく

なんと橋台であった。

本線より一段低い位置に橋があったのだ。

引込み線だろうか?

石材運搬軌道だろうか?

そして、なぜ隧道にしなかったのだろうか?

 

 

[10]しかも、その橋台には、

現在でも小さなガーダー橋が架かってるのだ!

とても東北本線の旧線とは思えない、

ミニマムな橋だ。

 

 

 

 

[11]そしてこいつには、なんと銘板まで存在した

「CARRIAGE」 「STEEL」

などの文字が見えるが、詳細は不明だ。

どうやら輸入物らしい。

 

 

 

 

[12]隧道と橋台の接続ラインから見て、

両者は同時に竣功したと思われる。

 

 

 

 

 

 

[13]こうやって隧道を撮影してはいるが、

頭の中はガーダー橋のことで一杯である。

気になって仕方がないので、

軌道上に行ってみることにする。

 

 

 

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