越後街道・束松峠1     2004.06        [TOP] [MENU]

束松峠に入るとすぐに分岐がある。

右が明治にできた新道で、

街道は直進である。

 

 

 

 

街道は幅広く開削されており、

当時の面影はない。

オフロード車なら通行可能かも知れない。

 

 

 

  

                     

すぐに街道と新道は合流する。

これは合流点を振り返った所である。

 

 

 

 

 

 

街道は、県道として車を通す工事中だが、

長く放置されており、再開される予定もない。

奥に山王神社が見えてきた。

かつてはここで盆踊りもしたという。

通り過ぎてから気が付いたのだが、

街道は右の藪の中にあったのだった。

 

 

神社を通り過ぎてから振り返ると、

そこには鮮明な道形があった。

行ってみよう。

 

 

 

 

 

そこには馬頭観音や六地蔵があった。

かつてここに茶屋があり「地蔵の茶屋」と呼ばれた。

手前に見えるのは水槽で、旅人はここで

喉を潤したり、手を洗ったりしたのであった。

ここでひと休みしてから、

険しい峠道に挑んだのであろう。

 

 

地蔵の茶屋から峠方向を見る。

舗装工事は停止したままだ。

左側に松の大木が見える。

 

 

 

 

 

これが峠の名の由来となった「天屋の束松群」のひとつ、

三本松」である。

 

なお、峠頂上にあった本来の束松は、

江戸時代に枯れてしまったのだそうだ。

 

 

 

 

 

三本松の先で道が分かれている。

右が新道、左が街道である。

どちらにも鮮明な轍がある。

 

 

 

 

 

やがて合流し、先へ進む。

 

 

 

 

 

 

 

すぐに(本当にすぐに)分岐がある。

左が新道、右が街道である。

 

 

 

 

 

 

標柱が車止めも兼ねているので、

車が入れるのもここまでだ。

 

 

 

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