御斉所街道・八幡下   [2005.08] [2006.01]         [TOP] [MENU]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現県道に合流して少し進むと、三叉路に出る。

右に国道349号線が分かれ、左の崖上には

鎌田八幡神社がある。よってこの辺りを八幡下と呼ぶ。

直進するのが御斉所街道であるが、

現在は県道14号線とR349との重複区間になっている。

 

 

ここは古くからの三叉路で、

分岐点には二基の道標があった。

現在その道標は、参道石段途中の右側に

移設されて現存している。

 

 

 

                     

神社の石段を上り、三叉路を俯瞰で見てみる。

 

 

 

 

 

 

 

石段脇には、たくさんの石碑が集められているが、

この「聖徳太子碑」と、

その右に写っている石碑が道標になっている。

 

 

 

 

 

聖徳太子碑は明治18年(1885)建立の新しいものである。

その台座が道標になっている。

右から、

たかぬき」 (竹貫) 古殿町竹貫 これから行く所

い己き平」 (いわき平)

ひら可た」 (平潟) 茨城県平潟町(旧棚倉藩領)

 

 

その左側には、

い志川」 (石川) 御斉所街道の出発点

志ら川」 (白河) 石川から西に向う

す可川」 (須賀川) 石川から北に向う

とある。

 

 

 

た奈くら」 (棚倉)

を奈ハ」 (小名浜)

い○らき」 (茨城) 「を」に「”」に見える

 

 

 

 

 

こちらの石碑には真言曼荼羅が彫られている。

よく見ると「安永四年」とある。

1775年だから、230年も前のものである。

西 石川海道」と読める。

 

 

 

 

 

 

正面の陰刻は損傷が激しいため、

現在は「○ ○○海道」としか判別できないが、

南 棚倉海道」とあったそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

こちらは鮮明に「東 岩城海道」と読める。

今辿っている、御斉所街道のことである。

 

 

 

 

 

 

 

 

[A地点]

三叉路のすぐ先に「八幡下バス停」があり、

そこから旧道が分岐している。

左の道に入る。

 

 

 

集落の中の狭い道を通る。

 

 

 

 

 

 

 

しばらくして再び現道に合流する。

 

 

 

 

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