県道277号社田浅川線を横断する。
右に見えるバス停名が「堤四辻」。
どうやらK277も古道らしい。
右が旧K44、街道は左の細道である。
これは圃場整備の結果である。
街道は画面左(東)を半円状に進んでいた。
痕跡は見当たらない。
新しい割には結構狭い。
用水路に小さな橋が架かっているが、
ご丁寧に重量制限の標識がある。
西塚のみが残存。
東塚は道路拡張の際、崩されてしまった。
左側はずっと松林と藪が続いているが、
この辺りには棚倉藩の刑場跡があった。
現在、何の標識も説明板もないが、
この藪のどこかに慰霊の石碑が現存しているという。
当然、道路からは全く見えない。
刑場跡に建てられたの三界万霊塔である。(1681年建立)
真中から二つに折れてしまっているようだ。
周囲に散乱するガラス瓶は不法投棄ゴミではなく、
献花の痕跡だと思われる。
"たぶん"この辺りだったと記憶している。
当時は「目印」となる"橋"が側溝に架かっていたが、
全面にフタがされてしまった現在では、
供養塔の発見は当時より更に困難になっているようだ。