水戸街道・堤宿→逆川                   [TOP] [MENU]


堤宿を南下する。

県道277号社田浅川線を横断する。

右に見えるバス停名が「堤四辻」。

どうやらK277も古道らしい。

 

 

 

宿の南端で道は分岐している。

右が旧K44、街道は左の細道である。

 

 

 

 

 

道は水田の中を真っ直ぐ進んでいるが、

これは圃場整備の結果である。

街道は画面左(東)を半円状に進んでいた。

痕跡は見当たらない。

 

 

 

 

すぐに社川に架かる藤葉橋を渡る。

新しい割には結構狭い。

 

 

 

 

 

 

雑木林を拓いて造成された工業団地のようなエリアに入る。

用水路に小さな橋が架かっているが、

ご丁寧に重量制限の標識がある。

 

 

 

 

雑木林の中を南下すると、右側に茂みが見えてくる。

 

 

 

 

 

 

 

それが逆川の一里塚である。

西塚のみが残存。

東塚は道路拡張の際、崩されてしまった。

 

 

 

 

 

一里塚から500m程南下する。

左側はずっと松林と藪が続いているが、

この辺りには棚倉藩の刑場跡があった。

現在、何の標識も説明板もないが、

この藪のどこかに慰霊の石碑が現存しているという。

当然、道路からは全く見えない。

 

 

何度目かの探索で遂に見つけた。

刑場跡に建てられたの三界万霊塔である。(1681年建立)

真中から二つに折れてしまっているようだ。

周囲に散乱するガラス瓶は不法投棄ゴミではなく、

献花の痕跡だと思われる。

 

 

 

<2016.09追記>

"たぶん"この辺りだったと記憶している。

 

当時は「目印」となる"橋"が側溝に架かっていたが、

全面にフタがされてしまった現在では、

供養塔の発見は当時より更に困難になっているようだ。

 

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