水戸街道・市坂1                     [TOP] [MENU]

右にカーブしているのが、明治にできた新・市坂。

本来の市坂はここを直進していたという。

果たして道は存在しているのだろうか。

笹薮に進入する。

 

 

 

 

笹薮は簡単に突破できた。

そしてそこには、植林地と化した道が現存していた。

江戸時代の道だ!

平らな部分が奥に続いている。

 

 

  

                     

かなり幅員がある。

車道であった明治の市坂より広い。

傾斜も緩やかである。

道形は鮮明で、見失うことはない。

 

 

 

 

切り通しの中を通る。

自然の谷の部分なのか、

人工的な切り通しなのか判然としない。

落葉でふかふかだ。

 

 

 

 

切り通しを過ぎると、緩やかな下りになる。

ここからが本来の市坂のようだ。

藪が濃くなり、見通しが利かなくなってきた。

ぬかるんだ部分もある。

 

 

 

 

藪を抜けると、右の視界が開ける。

眼下には鮮やに白いガードレールが見える。

明治の市坂である。

手前の路肩が崩れているが、

目立った損壊はこの部分くらいである。

 

 

 

新旧市坂はしばらく並行して進む。

そろそろ終点の筈だ。

それにしても、なぜ新道を通したのか判らん。

傾斜も緩やかだし、幅員も十分ある。

さらに何と言っても線形が直線だ。

旧道の方が余程現代風に思える。

 

 

傾斜がやや急になってきた。

前方の視界が開けてくると、そこには

なにやら人工的なものが見えてくる。

何だ、あれ?

 

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