白河街道・黒森峠→堰場                [TOP] [MENU]

 

国道294号線を西へ進む。

やがて行く手を山に塞がれる。

正面に見える鞍部が難所の黒森峠である。

今年、地元の念願であったトンネルが開通して

楽に越えられるようになった。

 

 

東坑口の上を旧道が通っている。

街道は坑口の真上付近で旧道から外れ、

左上に見える鞍部に向って直登していた。

下から見ると、どうってことない傾斜に見えるが。

 

 

[2007.07 加筆]

                     

上から見ると、とんでもない急斜面である。

なるほど、これは「難所」だ。

街道は、画像左側を真っ直ぐ上っていた。

冬場には縄を設置して、旅人を補助としたと言う程の

急坂であった。

舗装道になってからも、冬期のバスは運休していたとのこと。

[2007.07 加筆]

 

そしてこれが一部で有名な、

黒森峠の巨大切り通しである。

街道もここを通っていた為、もはや痕跡は無いが、

二人並んで歩けない程の狭い道であった。

明治期の切り通し工事は困難を極め、

相当な死傷者が出た、とのことである。

[2007.07 加筆]

 

坂を下り、平坦になった辺りに

高坂の一里塚がある。

国道化した街道であるが、

奇跡的に一対共残存している。

しかし、崩落が進み随分小さくなってしまっている。

           南塚を拡大する

 

 

広い国道を進む。

ここを左に入って堰場の集落に入る。

画像右側を流れる原川に堰を作り、

ここに堰番を置いたため、この名になった。

 

 

 

集落の南の入り口に、石碑が並べてある。

各所から集められたものと思われる。

 

 

 

 

 

 

現在はここで右折して、国道に再合流しているが、

街道は直進していたと思われる。

この先、街道は圃場整備の為消えているが、

やがて国道に合流していたはずだ。

 

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