奥州街道と相馬領中村城下を結ぶ道筋はいくつかあるが、ほとんど「塩の道」と呼ばれることが多い。
そのうちここでは本宮宿から中村城下までを紹介する。
この道筋を相馬藩では「奥州西海道」と公式に命名しているが、ここでは相馬街道で統一する。
奥州街道・本宮宿の街道東側には三箇所、舟渡場がある。
その内ここは中舟場。
ここから阿武隈川を渡り、相馬へ向かう。
舟場跡付近には新安達橋が建設中。
舟渡場の痕跡は破壊され全く残っていない。
細い路地が東へ延びている。
赤い祠が当時の様子を語る唯一のものと
なってしまった。
やがて高木農協の裏を通り、
画面奥に見える土手で道筋は消失する。
土手を上り、畑を斜めに横断して・・・。
県道28号本宮三春線に合流する。
ここにこの先の分岐の道路標識がある。
直進するのは三春経由の岩城街道。
この分岐には道標があった。
現在は手前の高木寺境内に移設されてる。
「左 小濱道」とある。 道標を拡大する
すぐ先で県道118号本宮岩代線に合流する。
街道は署の裏手(南側)を通っていた。
右に入る。
白線が署の中に消えている。
旧県道の痕跡と思われる。
実はここは分岐になってるが、
街道は左右どちらなのかは未確認。
右は薮道で通行不能なので、
とりあえず舗装された左へ進む。
街道を改良した旧旧県道の痕跡と思われる。
正面上は本宮高校が見える。
高校を過ぎると白沢村に入る。