国道118号線・旧道 鳳坂峠7 (天栄村) 2005.04 [TOP] [寄り道] [廃道Web]
<大平1>
羽鳥トンネルを抜け、羽鳥湖に沿って国道118号線を走るとやがて左に分岐が現れる。
これは県道37号白河羽鳥線で、ここが終点である。
昭和31年(1956)竣功のこのダム湖の底には羽鳥村と旧道が沈んでいる。
←左の県道に進む
さて、ダムから1km程国道を下ると勾配も緩やかになり、いよいよ鳳坂峠も終盤となる。
そしてここにも旧道が残されている。
右の笹薮上段がそれである。
どうやら舗装されているようだ。
道床は奥へと続いているようだが、濃い藪に覆われて進入できない。
緩やかな左カーブを描いているようだ。
草に覆われた路面。
その上を溢れ出した沢水が流れていて、足の置き場に難儀する。
確認するとここは橋になっており、落下を防ぐため意図的に残されたようだ。
橋というより暗渠であった。
擁壁はコンクリートブロックだから古いものではないが、
それでも線形改良により旧道となってしまった。
右の路肩に真っ黒に錆びた標識がある。
お分かりだろうか。
ストロボ光を反射して文字が浮き上がった。
「カーブ注意」
元は白地に赤文字だったと思われる。
その先で国道に合流するのだが、その直前にもうひとつ標識があった。
右の藪の中に、白い支柱が見えている。
先ほどの「カーブ注意」とは比べものにならないほど状態が良い。
設置時期に大差があるのであろう。
呪われたような樹形がおどろおどろしい。
おや?左側に怪しい土堤がありますな。