秩父セメント専用線3
(郡山市)
2005.06
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2017.04
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久しぶりに訪れてみたところ、レールが撤去され、協三の機関車もなくなっていた。
新旧の様子を並べて見比べ、失われた往時の姿を想像してみる。
2005年6月
12年後→
2017年4月
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秩父セメント
北側にある
荒街道踏切
を西から見る。
ここからだとどこが変わったか分りづらいかな。
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レールの撤去に伴って遮断機が奥に引っ込み、
結果として踏み切りの長さが短くなっている。
黄色と黒に塗られたコンクリ柵の位置も大幅に変わった。
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荒街道踏切から北側を見る。
線路跡は金網で仕切られ、入れないようになっている。
左端の交通標識はそのまま。
奥に
安積永盛駅
の跨線橋が見える。
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同踏切から南側を見る。
やはりレールも転轍機も撤去され、細かい砂利が敷かれていた。
倉庫や巨大なタンクに目立った変化は見られない。
やはり金網で仕切られている。
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複線となっていた専用線は撤去され、
放置されていた協三工業のディーゼル機関車も消えた。
どこか別の場所で働いていたりしないのかなあ・・・。
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さて次に、セメント倉庫の南側にある
第2野田踏切
に移動する。
専用線があったのは奥側なので、こちらから見ても変化が分かりづらい。
コンクリ柵もそのままだが、なぜか黒斜線の方向が逆になっている。
塗りも雑で、下に旧塗装が見える。
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見上げれば、
「チチブセメント」
と描かれた巨大なタンクがある。
先ほどは「目だった変化は見られない」と書いたが、
こちらから見ると錆だらけであった。
稼働している様子はないので、これもそのうち撤去されてしまうのだろう。
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踏み切りを渡る。
こちらの遮断機やコンクリ柵は元々本線位置に設置されていたため、
レール撤去の前後に関係なく、そのままであった。
どうでもいいが、黒斜線の方向も同じだ。 ただし、相変わらず塗りは雑。
なぜか
「とまれみよ」
の標識が新設されている。
状態から見て、どこかから移設したものと思われる。
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同踏み切りから北側を見る。
線路跡には細かい砂利が敷かれて駐車場になっているが、
ここには金網が設置されてない。
よく見ると、境界杭もなくなっていた。
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同踏み切りから南側を見る。
道路はアスファルトで舗装され、複線だった専用線の痕跡はない。
その奥にあったレールや転轍機も撤去されているが、
こちらの線路跡には砂利が敷かれることもなく、金網もない。
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末端には車止めがあったが、それも撤去されている。
現状はただの荒地である。
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前述したように、協三の機関車は撤去された。
あの重い機関車を、どうやって移動させたのだろうか。
線路を利用して貨車に積んだのか、それとも大型トラックだろうか。
まさか、自走ではないだろうな・・・。
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協三工業製の半キャブ10t機で昭和46年製の
「D805」
。
かつては伊達駅で働いていたが、平成8年にここへ移動してきた、とのこと。
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