旧国道252号線・持寄シェルター2 (柳津町) 2004.11 [TOP]  [寄り道]  [廃道Web]

 

対岸の国道252号線に渡る。

県道から見えたスノーシェッドの前に来た。

相変わらずの雨にうんざりする。

 

 

 

 

この持寄スノーシェルターの奥には

持寄トンネルが連なっている。

 

シェッドじゃなくてシェルターなんだね。

 

 

 

                     

シェルターの竣功は1991年。

なんと165mもある。

トンネルの竣功は確認しなかったが、

シェルターより更に古いと思われる。

 

 

 

 

シェルター内の狭い歩道を歩く。

歩行者に気を使ってない設計だが、

「歩行者」は私以外いなかった。

こんな中を延々と100m以上歩く。

 

 

 

 

やがて大扉の下部に開いた

小さな出入り口に至る。

なぜかいつも開放されている。

 

 

 

 

 

体を屈めてシェルターの外に出る。

「勝手口」を想像させる造りである。

 

 

 

 

 

 

大扉の全景。

大型車の出入りを前提にしているようだ。

車が通る度に風圧で「ぼわーん」と扉が鳴る。

 

 

 

 

 

左奥に持寄トンネルの東坑門が見える。

その右側に旧国道があるはずなのだが・・・・。

そこには深い藪に覆われた

起伏の激しい荒地があるだけだった。

道らしき平面が全く見当たらない。

意外な展開に不安が広がる。

この奥に道路が存在するのだろうか?

 

あちこちにある動物の糞を避けながら

大小いくつかの起伏を越えると

平らな場所に出た。

靴底からアスファルトらしき感触を感じる。

どうやら旧道上に出たようだ。

 

 

 

おお! 路肩にはガードレールがある。

間違いない。

ここは旧国道252号線だ。

とりあえず最低限の収穫はあった。

 

 

 

 

反対側には古いコンクリートの法面。

不法投棄ゴミも目立つ。

スノーシェルターができる前は

まだ車が入れたのかも知れない。

 

 

 

 

足元の溝には雨水が流れ、

前方を倒木が塞ぐ。

完全な廃道だ。

夏には来たくない。

いや、通れないだろう。

 

 

 

只見川に沿って、緩い左カーブになる。

舗装道だけあって路面状況は良い。

 

 

 

 

 

 

反射板を失ったデリネータが何本か残っていた。

薄く「福島県」の文字が見える。

 

 

 

 

 

 

更にぐっちゃら、にっちゃらと進むと、

おお! 前方に見えてきたぞ!

 

 

 

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