束松峠・昭和新道 東側・現地調査編1  2004.09   [TOP] [寄り道] [廃道Web]

 

東側の入口は天屋集落内にあるようだ。

地図を見ると、集落中程から北に入っている。

これが昭和新道の起点と思われる。

しかしそのような分岐の記憶がない。

再度現地に行き、案内板を見ると、

確かに集落内に分岐がある。

笹島家と田部家の間に道があるようだ。赤い矢印

 

表札を頼りに天屋集落を探す。

見つけた。田部家だ。

ここが昭和新道の起点のようだ。

これじゃ予備知識無しでは通過してしまう。

状況が判らないので、徒歩での探索にする。

 

                     

少し下り、正面の民家の前を左に入る。

この角で思わぬ発見をした。

右に見える壁の向こう側で、標柱を見つけたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

倒れているので、元々ここにあったのか、

どこからか持ってきたものか不明だが、

これは示唆に富んだ重要な物件だ。

天屋林道 巾員 2.7〜3.0m 延長 3434m」

これが昭和新道の現在の姿なのではないか。

しかし3.4kmでは峠までしか行けない。

抜けてないのだ。探索意欲が失せてゆく。

 

左折し民家の間を抜ける。

ここからは砂利道になる。

阿弥陀堂を右に見つつ進む。

 

 

 

 

 

阿弥陀堂から先は農地の中を進む。

 

 

 

 

 

 

 

やがてT字路に出る。

目前を横切る道が天屋林道なのかも知れない。

ここを左折し、峠に向かう。

 

 

 

 

いかにも林道らしい道を登ってゆく。

交通量もあるようだが、

この日は一台も会わなかった。

 

 

 

 

 

右側を流れる高橋川を見ると、

石組みの護岸が見られた。

新道開削時のものだろうか?

 

 

 

 

 

さらに進む。

分岐を直進。

ここにゲートが置かれていたので、

閉鎖されることもあるようだ。

 

 

 

 

橋を渡ると川の流れが右から左に移る。

 

 

 

 

 

 

橋桁や橋台はコンクリート製だが、

護岸が古めかしい石組みだ。

橋台脇には玉石も見える。

この林道が昭和新道ではないか、

との思いが強くなる。

地図上では徒歩道扱いなのだが・・・。

 

 

工事のダンプが通る林道らしいが、

ここまで整備されてしまうと興味が失せる。

終点の様子も気になるが、

時間も押しているので、本日は撤収。

(林道歩きはキツイ・・・)

 ←プロローグへ戻る      次へ進む→

     [TOP] [寄り道] [廃道Web]