道具の話10・スベアで遊ぶ&折りたたみスプーン   2015.04     [TOP]  [物欲]  管理用

  (9からの続き)    
 


チタン

  さて、ティッシュの空き箱を切って十字型五徳のモックアップを作ってみた。 試作を2度失敗したので、これは試三号機である。
  あとはこれを型紙にアルミかステンレスの板を切って初号機を作れば良いのだが、
  どうやら耐熱ステン製の市販品ですら、熱に負けて変形してしまうほどらしい。
  チタンなら熱に強いが、チタン板なんて手に入らないし、仮に入手できたところで硬い金属を加工する道具なんて持ってない。
  「買った方が安いし早い」ということになるか・・・。
       
  ちなみに、フタの密閉性には全く期待してなかった。
  ネジ山は凸と凹を引っ掛けるだけの簡単な仕様だし、Oリングが密着する燃焼部はぶつけたらしく変形していたのだ。
  「どうせ漏れるだろう」と燃料を入れて逆さにしてみたら、意外と漏れなかった。
  でも、燃料を入れたまま持ち運ぼうとは思わないな。
       
  アルコールストーブは「焚き火を楽しむのに似ている」とブログに書いてる人がいた。
  なるほど!と思った。 焚き火だとなかなか大変だが、これなら場所も時間も選ばないし、規模は小さいものの、超お手軽だ。
  ただし、追加で燃料を投入したり、熾(おき)を弄って遊んだりすることはできない。
  炎が徐々に小さくなり、消えてゆく様を見てるだけだ。 だが、まあ、それでも十分楽しいですよ。
  そんなわけで、毎日コタツの上で"ミニ焚き火"をやり、揺れる炎を眺めて楽しんでおります。
 
 

  火遊びはまだ続く。
  ふと思い付き、空き箱製五徳のモックアップ試三号機・改を製作した。 改良点は、両サイドへのタブの付加。
  この改良によって前出のEPIの食器セットのフチに五徳が載るようになり、
  クッカーが風防として使えるようになるのではないか、という目論みである。
  クッカー小の中にバーナーが収まるし、ちゃんとフタも閉まるから、パッキングも問題ない。(左写真)
  つまり、バーナー、風防、クッカーをワンパックに収めることができるのだ。 ただし五徳と燃料は別腹。
   
  完成した試三号機・改を使ってデモを行ってみたところ、なかなかイイ感じになった。(右写真)
  今回はクッカー大を風防にしたが、逆にクッカー小を風防にすることも可能。
  風防とされたクッカーは空焼き状態になってしまうわけで、その高温に耐えられるか、ちょっと心配・・・。
  少し水でも入れておけば、水冷効果が期待できるかな?
       
  風防によって空気の巡りは確実に悪くなるだろうから、酸欠による火力低下・燃費悪化が気になるところ。
  消えたりなんかしたら、再点火が面倒臭そう・・・。 いや、不完全燃焼して一酸化炭素なんて発生したらヤバイことになるな・・・。
  空気穴を開けたらクッカーとしては使えなくなってしまうが、「風防専用」にしてしまうのも"アリ"かも知れないなあ。
 
 


チタン


ステンレス

  どうやら実家にステンレス板の切れ端とか、それを切断やら加工やらする道具が揃ってるらしいので、一応簡単な図面を書いてみた。
  とりあえず切り出してみて整形したら、現物合わせでゴリゴリ削ってみる予定。
 
 

機、完成

 
  できた! たった一日で作ってしまった。 ・・・・私の父が(笑)。
  家にあったドリルでは歯が立たず、何本かダメになったとのこと。 
  結局、タガネや金ノコで切り出し、ダイヤモンドヤスリで削って形にしたとのこと。
  中央の切り込みは勘違いミスでやたらと深く、しかも中央からズレてしまっている。
  私が自分で現物合わせしながら微調整してなんとか完成。
  <追記>
  ステンレス板の出所を聞いたところ、時計部品メーカーの林精器(震災で倒壊した例の)にいた人からの貰い物とか。
  プレスで抜いて、時計の裏蓋にするための材料だったらしい。
  道理で硬いわけだ・・・。
 
   
  形だけは市販品に勝るとも劣らず。
  何度も現物合わせを繰り返したせいで、バーナー本体が傷だらけになってしまった。 真鍮って思ったより柔らかい金属なのね。
  さて、実用性、耐熱性は如何ほどのものだろうか。
 
   
  (左) 引火対策のアルミ皿、熱対策のヒーターアタッチメント、自作の五徳、クッカー。 屋内では以上がワンセットになる。
  どうしても背が高くなってしまうが、それほど不安定ではない。
       
  (右) 点火! う〜む、実に良い景色だ・・・。
  もうちょっと炎が広がった方が効率が良さそう。 五徳の背が高過ぎたかな? 少し"脚"を削るか。
  当たり前のことだが、お湯はちゃんと沸いた。 その当たり前のことが無性に嬉しい。
  ただ、沸かしたお湯からは少しだけアルコール臭がした。 すぐに臭わなくなるが、やや気になるところではある。
  クッカーにフタをすれば解決するだろう。
   
  使用後、五徳の中央部が焼けて少し茶色くなったが、変形したり、焼き付いたりはしなかった。
  よし、これは使えそうだ。
  小型、軽量、コンパクトっていいね。 なるほど、アルコールストーブが愛される理由が分かってきた。
  う〜ん、やばい。 折りたたみスプーンが欲しくなってきてしまったじゃないか・・・。
 

「アルスト」のリストは →こちら

 
  ご無沙汰なので御近影を。

2017.03追加

   
 
           
 

   
  両側は比較用のスノピ

「そっちじゃねーだろ。逆だろ」

2015.05      
  ダイソー(DAISO) キャンピング スプーンフォークセット  
  買ってしまった・・・。  
  散々「使えねぇ」と言ってたから、完全に"ネタ"としての購入ですな。  
  出先で入ったダイソーで偶然見つけ、その時は観察するだけで買わなかったのだが、数日考えて結局近所のダイソーで買った。  
  WILD-1にて200円でスプーンを売ってるのを見つけた時も驚いたが、今度はセットで! しかも100円! だからね。  
  その100円をケチってすぐには買わなかった自分の貧乏性加減も中々だが、誘惑に負けて買ってしまったな。  
  (上の画像には不審人物が写りこんでいるため、一部加工してあります)  
     
  30個ほどの店頭在庫の中から、程度の良さそうなのを選ぶ。 曲げ加工の精度やキズなど、モノによって結構なバラつきがあるのだ。  
  縁のバリ取りに関しては丁寧に成されており、この点は4倍の価格のWILD-1のものより高品質だったりするから侮れない。  
  WILD-1のは裸で什器にぶら下がってるが、これにはちゃんと台紙がある。  
  過剰に丈夫な結束バンドを切断してカトラリを手に取り、ふむふむと弄くり回していると、すぐに指が油っぽくなった。  
  台紙裏に「使用前に洗剤で洗え」と注意書きがあるから、機械油を洗ってやらないといけなかったようだ。  
     
  ロック金具には爪が付いてるので柄をしっかりと固定でき、そのお蔭でかなり力を入れても不意に柄が折れたりしない。  
  ・・・・と"爪付き"なポイントを褒めたいところだが、実はこれがないと柄が簡単に折れてしてしまうような、雑な仕様なんだな・・・。  
  買ってから気付いたのだが、フォークは柄の折れる方向が他社製品とは逆であった。  
  「これなら中指が関節部に当たらなくて使い易そうだな」と思ったが、柄の湾曲方向が「そっちじゃねーだろ。逆だろ」、なので相殺ですな。  
  一応、両方とも使ってみるつもりだが、フォークは元々使用頻度が低いので、まあ良かろう。  
 
 
  早速スプーンを使ってみた。  
  麻婆豆腐を食ったのだが、当然ながらチタン製に比べると重い。 皿だけが重くてバランスが悪いので、余計に重く感じるのだろう。  
  金属臭、金属味がするわけでもなく、皿の浅さも気にならなかった。  
  しかし、ロックが簡単に外れてしまうようで、柄が折れないよう気を付けながら食うハメになった。  
  ロック金具は柄が外側に広がるように踏ん張らないといけないのに、逆に内側方向にテンションが掛かってるのが原因のようだ。  
  爪があるお蔭でなんとか使えてるが、なかったら金属ゴミだったね。  
  やはり精度には問題アリですな。 なんとか調整してみよう。  
  (追記)  
  ロック金具をペンチで弄って調整。 なんとかしっかりと固定されるようになった。  
  また使ってみるか。  
 
 

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