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「fam
Autumn Issue 2015」付属 ミニ焚き火台 三才ブックス |
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ある夜、ネットを徘徊していたところ、「famという雑誌に、付録でミニ焚き火台が付いてるぞー」との情報を目撃する。 |
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写真を見るとステンレス製の組み立て式で、しかも
Columbia × SOTO という凄いダブルネーム! |
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既に購入した人の話によると、雑誌付録にありがちな、ちゃっちい出来ではないとのこと。 おおお〜、物欲の血が騒ぎますな。 |
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しかもつい先日、「道具一覧5・ネイチャーストーブ」を作成したばかりだったので、そのタイミングの良さに驚いたり喜んだり。 |
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例によってAmazonで探すが、既に売り切れ・・・。 書店で探すしかなさそうだが、「まだあるかな・・・」、と不安になる。 |
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翌日、TUTAYAに行ってみると、どっさり平積みになってました。 ふぅ、ひと安心。 本日入荷だったのかも知れない。 |
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一人で2、3冊買う人もいたようだが、私は1冊だけ。 880円のお支払い。 |
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後で知ったのだが、通販サイトや書店に予約が殺到してたんだそうだ。 |
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裏表紙全面で付録の宣伝とは気合が入ってますな(笑) |
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アウトドアの棚に置いてあったので、そういう雑誌なのかと思ったら違った。 |
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『おしゃれが好き。遊びが好き。子どもも好き。 そんな現代的な30〜40代に向けたグッズ&ライフスタイル誌「fam」』、、、だとさ。 |
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「ライフスタイル誌」ってのがどんな本なのか分からんけど、まあ、私には全く縁がなさそうな世界っぽい。 |
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これが創刊3号目で、今回はアウトドア特集ってことで焚き火台を付録に付けたらしい。 太っ腹で有難いっす。 |
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「代わりに本誌内の記事でColumbiaとSOTO商品のガンガン宣伝をしますよ」、ということなのだろうが、 |
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そこまで訴求力がある雑誌なのかは不明。 fam(ファム)なんて雑誌は今回初めて知ったなあ。 |
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それもその筈、年に1、2冊ペースで出版されてる雑誌だった。 |
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そんな訳で、本はチラ見する程度でさっさと終わり。 内容について特に言うこともなし。 本題はミニ焚き火台である。 |
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「DARK
tourism JAPAN
(ダークツーリズムジャパン) 産業遺産の光と影」 東邦出版 平成27年(2015) |
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2015年10月に、あるカメラマンの方からメールを頂いた。 |
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「会津三方道路について執筆予定なのだが、不明点があるので教えて欲しい」との内容で、 |
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さらに「本に協力者としてお名前を掲載し、もちろん献本する」とあった。 |
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このような情報や写真の提供依頼は過去にも何度かある。 |
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お役に立てるのであれば嬉しいことであり、泡沫サイトの運営者としては名誉なことでもあるので、 |
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協力者クレジットや献本の有無に関わらず喜んで提供してきた。 |
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その結果、これまでに4〜5冊ほどの献本を頂いたと思う。 ありがたいことである。 |
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今回も知ってる限りの情報を提供した。 |
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ところが、発刊日になって、「本が完成したが、発送先の住所を消失していまったので再送して欲しい」とのメールが届く。 |
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しかも、「校正ミスで協力者クレジットが抜けていた」とのお詫びもあった。 ううむ、残念・・・。 |
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さっそく住所氏名を再送。 |
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上記のような経緯があるため、すぐに送られて来るものと思っていたが、半月待ってもまだ本が来ない。 |
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早く読みたいのでメールで確認したところ、「すでに編集部側には発送先を連絡しているのですが・・・」との返信。 |
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どうやら私への発送自体が忘れられている様子・・・。 |
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結局、出版社からではなく、空気を察したカメラマン氏ご本人から本が届いた。 |
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---------- といった顛末を経て、やっと手にしたムック本がこれである。 |
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カメラマン氏には終始誠意ある対応をして頂いたが、出版社or編集部からは、ついに一度も連絡がなかった。 |
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さて、寡聞にして"ダークツーリズム"なる言葉は、メールを頂くまで全く知らなかった。 |
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wikiによると、「災害被災跡地、戦争跡地など、人類の死や悲しみを対象にした観光のこと」とある。 |
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ざっくり言うと、"負の遺産を巡って見て歩く旅"ということになろうか。 |
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その専門誌である「DARK tourism JAPAN」が、大洋図書からミリオンムックとして創刊されたのが2015年の夏。 |
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各方面で話題になったらしいが、私は知らずにいた。 |
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第二弾となるがこの本で、なぜか今回は大洋図書ではなく、東邦出版から出版されている。 |
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そのためか、「第2号」とか「Vol.2」といった表記は見られない。 |
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まあ、この辺はあまり深く掘り下げないことにしよう。 第三弾の発行も既に決まっているようだし。 |
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さて、やっと内容に触れる。 |
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当初は、興味本位で廃道や廃墟をおもしろおかしく取り上げるだけの本かと思っていたのだが、 |
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読んでみると真面目、と言うか「お堅い」くらいの内容になっていた。 |
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「近代化とは」、「近代の産業とは」から始まり、産業遺構を見ることの意味にも言及していたり、 |
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特に、「そこで働いていた人々」に関しても取り上げている点は特徴的であろう。 "社会派"なのである。 |
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それは会津三方道路レポに関しても同様で、ライター氏に廃道探索趣味があるわけではなく、 |
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「三方道路の痕跡を訪ねて、近代化と自由民権の暗部を探る」と前書きにある通りの内容になっている。 |
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よって、本文も写真も廃道遺構に特化しているわけではないので、そっち系をお求めの方にはお勧めしない。 |
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なかなか濃くて"重い本"である。 |
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