道具の話22・最近買った本         2017.02      [TOP]  [物欲]

       
 
       
  「福島県の道路元標」 小泉明正 歴史春秋社   平成27年(2015年)
  「日本の廃道」2016年8月号の編集後記に、私は以下のようなことを書いた。
 
    1年ほど前に「福島県の道路元標」という本が出ていたことを最近になって知った。
    こんなピンポイント、かつニッチな本が出版されたことに、まず驚いた。
    大判でページ数も多いので、お値段はやや高めである。
    図書館にも置いてあったので借りようと思ったが、なんと貸出中。
    私以外にも地元の道路元標に興味を持っている人がいたとはっ!
    嬉しいことだけど、早く読みたいから早く返してください(笑)。(つ)
   
  しかし、図書館が休館中ということもあって、ずっと借りられずにいた。 
  そもそも仮設の図書館に蔵書されてないので、借りようがなかった。
  いずれ買うつもりでいたものの、新品だと3000円と少々お高い。
  そこで、安めの中古本が出るのをずっと待っていたわけだが、先日ついに半額で出品されているのを見つけた。
  「どんだけボロ本なんだろ?」と思ったら、「ほぼ新品」で、しかも「送料無料」。
  めちゃくちゃ好条件だなあ、と出品者を見てみると、Amazonアウトレットだった。 ラッキー!
  これなら間違いなかろうと、すぐさまカートに投入。 購入と相成った。
   
  発注の数時間後には発送。その2日後に届いた。 九州からの発送で、このスピード。 恐るべし。
  届いた本は本当に「ほぼ新品」で、カバーに多少スレがある程度だった。
  ウラに「検品済」のシールが貼ってある。
  補充カードも付いたままで、手書きで小さく書名が書いてあった。
   
  さて、内容である。
  この本の、というか、この作者の凄いところは、道路元標が設置された"全ての"ポイントを訪れ、 
  標柱が現存するしないに関わらず、その場所を撮影している点である。 その数、約400箇所! 
  古い設置リストに掲載された旧住所から現住所を割り出し、地元住民に取材しつつ、標柱を探す、 
  という大変な努力と手間を掛けた末に完成した労作だ。 
  福島県は広いからね。 
   
  副題として「〜里程元標・一里塚〜」とある。 
  「福島県の一里塚」と聞いたら黙ってはいられませんわな。 何といっても、当「街道Web」の原点ですから。 
  結論から言うと、こちらは有名どころをサラリを巡った程度で、道路元標に比べるとかなり扱いが低く、オマケ感が強い。 
  でも、歩いてしか行けない束松の一里塚まで登っていたり、一対で残っている一里塚をリストアップしてたり、と熱意は感じる。
  杉ノ沢の一里塚が抜けてるけどね(笑)。
  「今後も調査を継続する」とあるので期待しよう。 
   

             
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2017.06

           
  「風船爆弾」 吉野興一 朝日新聞社   平成12年(2000年)
  毎年、終戦記念日辺りになると、ローカルニュースで県内各地の戦跡が紹介されたりする。
  いわき市勿来にあった風船爆弾の放球場跡が取り上げられたこともあった。
  それをきっかけとして検索してみたらところ、勿来駅から放球場に続く専用線が存在していたことを知り、
  しかも僅かではあるが、遺構が残存していることも分った。
  で、風船爆弾についてもう少し詳しく調べてみようと、図書館から借りた本がこれだった。
  高度維持のシステムとか、気象条件とか、和紙の話とか、そういうのは興味ないんだけどなー、と思いつつ、
  でも、仕方なく読んでみたら、これが意外と面白くて凄く勉強になってしまった(笑)。
   
  是非手元に置いておきたい本だなあ、とAmazonにて古本を調べてみると、程度の良いもの少ない。
  でも、まあ、安いので、送料込みで300円以内になったら買おう、と値下がりを待ち構えていたら、寸前で売れてしまい買い損ねてしまった。
  いったい何度目だ、こういうの・・・。
  それからが結構長かった。 中々値下がりしてくれない。
  実は以前、Amazonで「可」を買ったら想像以上に酷い本が届いてガッカリして以来、「可」には手を出さないようにしていたのだが、
  程度が良いのは高いまま値下がりしないので、今回は仕方なく「可」を買ってみた。
   
  届いた封筒を恐る恐る開ける。
  「可」ってことは、カバーはシワくちゃで所々破れ、汚れてシミもあり、中も折れたページが・・・というのを覚悟していたのだが、中を見て驚いた。
  「良い」でも「非常に良い」でもなく、「ほぼ新品」だったのである。
  カバーは綺麗で、しかも帯まで付いている。 よくよく見れば背が少しヤケているかも、という程度。
  付箋のヒモは使った痕跡があるので一度くらいは読んだようだが、そのまま本棚で肥やしになっていたのだろう。
  これが「可」で、送料込みで300円で買えてしまって超ラッキーであったが、まあ、出品者の評価ミスだろうね。
  いつもそうだと勘違いすると、痛い目に会うに違いないとは思っている。
   つづく

             
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2017.06

           
  「トワイライトゾ〜ンMANUAL」 各巻  ネコ・パブリッシング
  森林鉄道という存在を知り、県内に残る遺構に興味を持ったのは、当サイトを開設して間もない2003〜04年頃だっと思う。
  猪苗代林鉄について調べようとしたのだが、予備知識がある訳でもなく、ネット上にレポートがある訳でもなく、まとまった資料もなかった。
  いや、資料の探し方を知らなかった。
  その後、何かの拍子で「トワイライトゾ〜ンMANUAL 6」に掲載されていることを知り、
  古本を、今なら絶対に手を出さないような金額で購入したのが最初の一冊だった。
  その内容がまた凄いもので、「あの県道が林鉄由来!?」、「この林道も林鉄由来!?」と、驚きの連続であった。
  この本が"林鉄沼"にどっぷり嵌るきっかけになったわけだから、振り返れば安い買い物だったと言える。
  これを皮切りに、更なる林鉄ネタを求めて古本やら新品やらを、古書店やネット通販にて買い集めた。
   
  以上が前半戦。
  5冊くらい買って以降は暫く落ち着いていたのだが、やがて各巻末に付録として掲載されている「専用線一覧表」に注目するようになった。
  この表が、専用線だけでなく、新たな林鉄や工事軌道を探すのに役立ったり、廃止された私鉄や会社が載っていたりして、
  中々興味深い資料であることに気付いたのだ。
  つまり、収集作戦後半は林鉄ネタ狙いから専用線一覧目的に変わったわけだ。
  こちらはそれほど急ぐこともないので、程度が良くて安い古本をAmazonやヤフオクで見つけては、ぽつぽつと買い集めていた。
   
  で、先日ついに4〜12巻が揃ったので、記念撮影したのが上の写真である。
  13、4年掛かったわけか(笑)。
  他に「トワイライトゾ〜ンMEMORIES 1」と、献本して頂いた「MANUAL 14」があるので、もう少しでコンプリートなのだが、
  1〜3巻は桁違いに高いし、13巻以降は出物が非常に少ないので、なかなか難しそうだ。
  まあ、気長に待ち構えている。
   
  ちなみに「専用線一覧表」の成果は、「福島県内専用線一覧1」「福島県内専用線一覧2」にまとめた。
  完全に"自分専用"のデータベースである(笑)。
   

    1994   2013    
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2017.08

  単行本   文庫版    
  「大人の男のこだわり野遊び術」 本山賢司 細田充 真木隆 山と渓谷社   平成6年(1994年)
  今から23年も前に出版された本。 "最初に"買ったのも、おそらくその頃だと思われる。
  私が裏磐梯周辺に通い始めた時期で、WILD-1で購入したように記憶している。
  四半世紀近く前に買った本だが、時々思い出しては読み返したくなる印象深い一冊である。
  しかし、どこか押し入れの奥にでも仕舞い込んでしまったようで、ちょっと探したくらいでは出て来ない。
  「何時間も潰して探し出すよりも、安い古本を買った方がいいや」、と考えて検索したりもしたのだが、かなり古い本の割りに少々お高い。
  「ううむ・・・」と逡巡しているうちに、また忘れる。 そんなことが、ここ数年繰り返されてきた。
  で、先日、激安で出品されているのを見つけて落札。 「中古」とのことだったが、少し黄ばんでる程度の良品が届いた。
  何度も何度も読み、押入れの奥で眠ってる"初代"より状態が良いのではなかろうか。
   
  さて、20年ぶりに読み返してみて、この本に多大な影響を受けていることを再認識した。
  地理院地図は単に見るだけでなく、現地で目撃したり資料で読んだりしたことをどんどん書き込むようになったり、
  山道具は専門店ばかりではなく、金物屋や古道具屋でも探すようになった。
  また、シェラカップと同型のざるをわざわざ特注で作ってもらった話があるのだが、便利そうに感じて私も欲しくなってしまった。
  そうめんを渓流とか滝の水で冷やして喰ったら美味いだろうなあ、と夢想したのだ。
  その後、キャプテンスタッグから発売されている製品を見つけ、すぐさま買ってしまったのだが、
  麺を茹でた残り湯を川に捨てるのは如何なものだろう、と思い直したため、まだ一度も使ってない。
  小型なので収納・携帯には便利なのだが、その小ささが災いして家庭内での使用には向いてないのだ。
  現在はやや大型の「ビックシェラスタッキングザルM-8190」が発売されている。 これなら汎用性が高そうだ。
 
左がそれ 当然スタッキングも
   

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