道具の話25・ペンチ系のマルチツール       2019.11      [TOP]  [物欲]


  ナイフがメインのマルチツール、いわゆるアーミーナイフについては、これまでVICTORINOXWENGERなどを取り上げてきたが、
  ここではペンチをメインにしたマルチツールを紹介したい。
  最初にLEATHERMAN(レザーマン)が開発し、その後、GERBERVICTORINOXが追随した。
  現在でも元祖のレザーマンが用途、サイズ、カラーなど種類豊富なのだが、こえがどうにもお高い。
  どうやら、日本の正規輸入代理店が小売店に対して値引き販売の禁止や並行輸入店への報復などを行っているらしい。
   
  ともかく、どのメーカー製の物であっても、ひとつ持っていれば何かと便利な道具であるには違いなく、
  だらだらと弄ってるだけでも、それはそれで楽しいはずなので、数年前からずっとAmazonヤフオクにて探し続けていたのだった。
   

               
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2019.11 

      スイスツール WAVE SIGNAL MP600
  VICTORINOX(ビクトリノックス) スイスツールスピリット S
  「なんでも良いから一つ欲しいなあ。でも、どれもこれも高いなあ。人気あるもんなあ。。。」、
  と、数年間探し続けて、やっと最初に手にしたのがこのスイスツールスピリットだった。
  なかなか市場に出ないし、ゆえに出たとしても高めの価格で落札される人気アイテムである。
  にも関わらず、これはなんとか予算内で落札できた。 ラッキー!
   
  実はこいつ、日本の正規モデルではない。ハサミが無く、代わりに直刃のナイフが付いているのだ。
  それで人気がないのか、思ったより安く落札できたのかも知れない。
  出品者によると「ヨーロッパ向けの、言わばEU版ではないか」とのことだったが、
  調べてみると、海外ではレギュラーで販売されているSwisstool Spirit S (3.0223) というモデルらしいことが分かった。
  さらに「2017年に廃版」とあるから、やはりハサミ付きが一般的なモデルのようだ。
   
  さて、「中古だけど新品同様」との売り文句通り、使った痕跡のないピカピカの物が届いた。 ナイロンケース付きだが、箱、取説、保証書なし。
  さすがビクトリノックスだけあって、表面仕上げの美しさ、エッジ処理の丁寧さ、各可動部の滑らかさなど、まるで工芸品のようである。
  お陰で、もったいなくて使えない(苦笑)。
 

つづく


               
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2019.11 

      JUICE S2 WAVE SIGNAL FREE P4
  LEATHERMAN(レザーマン) Skeletool(スケルツール)
  スピリットを入手したことで一応の物欲は満たされたものの、やはり「本家」のレザーマンは欲しい。
  それに、スピリットは重いし大きいからな。持ち歩くには、もっと小型で軽量なのが適している。
  例えば、JUICEとかFREESTYLESKELETOOLあたりが良さそうだ。
  しかし前述の通り、中古であってもレザーマンは「レザーマン」と言うだけでお高い。
  ところが、スピリッツを入手して1年を経過した頃だろうか、ヤフオクへの出品が増え、しかも途切れることなく続くようになった。
  お陰で落札価格も驚くほど安くなっている。 いったい何があったのだろうか? 分からないけど、とにかくチャンス到来である。
  そんな訳で、定価の3分の1くらいの価格で落札することができた。
   
  届いた物は確かに中古だった。細かいキズや落下による打痕があちこちに見られる。
  しかし、各ツールを見ると、使用した痕跡がない。ナイフもペンチの先端も非常にきれいだ。
  どうやら、ケースから出した状態で携帯したものの、ほとんど出番のないまま手放した、といった物件のようだ。
  こういうのなら、キズが増えることを気にすることなく、遠慮せずに使えそうだ。
   
  表面はスピリッツのような鏡面ではなく、ヘアライン仕上げ。そのため、小さいキズなら目立ちにくい。
  ペンチのエッジは面取りしてなくて鋭い直角のままなので、ちょっと痛い。
  しかし、ハンドルを見ると、どの部分も丸く処理してあるので、これはアメリカ的合理主義なのかも知れない。
  いや、逆にスピリッツがやり過ぎ(しかも、あの価格で)という気もするな。
 

つづく


               
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2019.11 

  PS4   STYLE PS JUICE S2 SIGNAL FREE T2
  LEATHERMAN(レザーマン) Squirt P4(スクォート P4)
  ヤフオクの価格破壊は続く。この「祭り」が続いている内に、良さげな物は手に入れておくべき。
  で、あれもこれもと入札したわけだが、空振りが続いた中でなんとか落札できたのが、このスクォートP4である。
  P4は現行モデルであるスクォートPS4の前身で、現在は廃版になっている。
  たまに出品されるが、キーホルダーとして使用されていたようで、どれも程度が悪い。
  そして、ボロい割りにお高い。 当然ながら、新型であるPS4だと更に高くなる。
 
  しかしこれは、「未使用新品」という極上品にも関わらず、とても安く落札できた。
  各ツールはもちろんのこと、ハンドル部にすらキズ一つ見当たらず、保証書こそないが化粧箱や取説まで付いている。
  中古品ばかり買ってる私にとって、黄色と黒の元箱やレザーマンのロゴがとても眩しく、新鮮に見えた。
  そんな箱の中から、小指ほどサイズしかないP4がころりと出て来た。 青く光るP4を手に取ると、見た目よりもズシリと重い。
  ペンチを含む各ツールはきちんと面取りされており、手触りが柔らかく感じられた。
  スケルツールと製造工程に何か違いでもあるのだろうか?
   
  あちこち動かしてみると、どうやら可動部の油が劣化して固体化してるようだった。
  新品同様なので、もったいなくて使えなさそうだが、そんな「使わない道具」を掃除したり注油したりすべきか、迷っている。
 

つづく


               
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2019.12 

  PS4   STYLE PS JUICE S2 WAVE OHT
  LEATHERMAN(レザーマン) SQUIRT PS4(スクォート PS4)
  デフレはまだ続いてるようで、今度はPS4を落札することができた。
  入札人数も少ないので、もしかすると個人売買の主流はメルカリあたりに変わっており、
  しかも、もっと安い価格で動いているのかも知れない。 ちょっと怖くなってきた(笑)。
   
  中古ということで、モニター越しでもキズや汚れが散見されていたのだが、届いた品は予想以上に汚れていたので、
  ウェットティッシュでハンドルやツールをゴシゴシと何度も磨いてやった。 もちろん、化粧箱も取説もない。
  ただ、ハンドルこそ色剥げがあるものの、肝心のツール類にはキズがないので全く問題なし。
  これなら遠慮なく使えそうだ(笑)。
 
   
  本当はレッドが欲しかったのだが、P4に続いてブルーになってしまった。
  しかし色味は同じではなく、PS4のは紺に近い。 しかも艶消しなので、P4とはかなり雰囲気が異なる。
  上記の写真では逆にP4の方が暗色に撮れてしまっている。 失敗・・・。
  P4のハンドルは光沢があり、角も丸く処理してるので高級感があるのだが、対するPS4は「道具感」が強い。
  ヤスリの代わりに装備されたハサミだが、細い鋼材で出来ていて華奢に感じる。 ただし、切れ味は良い。
  居間の筆記用具入れにでも置いてといて、雑用に使おうかな。
 

つづく


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