安積疏水の利水3 (郡山市) 2004.05/2007.08 [TOP] [寄り道] [発電所]
<竹之内発電所>
その右岸に取水門が設置されている。
これが大正8年(1919)、郡山電気によって建設された、
竹之内発電所の取水口である。
これは上を通る磐越西線の築堤を貫くもので、
この区間の開通は明治32年(1899)だから、
発電所の完成より20年前である。
鉄道の下を通るだけあって、坑口のレンガが四重巻きになっている。
国道49号線の下に消えて行く。
その手間には自動集塵機が設置されている。
ここが入り口なのだが、車で入るのには躊躇われる状況だ。
とにかく狭い。
建て直されており、実用一点張りの外観になっている。
ピカピカの水圧鉄管が2本見える。
初代発電所の施工は会津にて日橋川発電所を建設し、
日本化学工業を経営していた大倉財閥であった。
板張りの橋は通過可能であった。
渡ってみたが板が薄くてちょっと怖かった。
猪苗代湖の水はさすがにきれいだ。
ここに丸守発電所の取水口がある。
堰から溢れた水が、轟音を立てて流れ落ちている。