川を越えると小浜宿に入る。
街道はここで左折していた。
すぐ先で右折、また右折して、
奥の青看の交差点の所に左側から出てくる。
左に行くと小浜城(下館)の入り口や、
二本松城主だった畠山義継の首晒し場などがある。
この交差点の北東角には
「小濱町道路元標」がある。
あ、そういえばここは国道459号線であった。
左に旅籠だったと思われる民家が見られる。
街道は左に迂回していた。
旧国道も同じルートだった。
街道どころか、旧国道も消えてしまった。
現道との合流点付近に見られる狭い舗装道が
街道の痕跡である。
ここが国道だった時代は、
もっと幅員があったと思われるが、
半分ほど築堤に埋もれてしまったのだろう。
皮肉なもので、そのおかげで街道時代の
幅員を思わせる様相になっている。
一気に下る。
橋の手前にある、右へ入る道が旧国道である。
面白そうなので行ってみる。
現役時代は県道だったのかもしれない。
コンクリートの法面はコケに覆われ、
ガードレールには蔓が絡む。
旧滝の橋の橋台である。
対岸に渡る。
こちら側にはセンターラインの黄線が残っていた。
すぐ先で現国道と交差している。
街道は画面奥へと進む。
右はバイパス道で、街道は左の細道である。
両方とも相馬街道として使われてきた道である。