磐城炭鉱軌道・三函隧道 (いわき市湯本) 2006.09 [TOP] [寄り道] [廃線Web]
常磐炭鉱専用鉄道・小野田線
<小野田鉱山を巡る鉄道の変遷>
<略歴> |
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● | 明治14年(1881)● | 小野田鉱山が採炭を開始。 馬の背に乗せて小名浜港まで運んでいた |
明治17年(1884) | 磐城炭鉱社がこれを買収 | |
明治20年(1887) | 小野田〜湯本〜小名浜港間に軌道(762mm)を敷設(約13km) →磐城炭鉱軌道 | |
小野田〜湯本間は蒸気(専用軌道)、湯本〜小名浜間は馬車(併用軌道)であった | ||
常磐地方では最初の軌道敷設で、レールは釜石鉱山の中古品を使用した | ||
明治30年(1897) | 常磐線敷設工事に合わせ、小野田〜湯本駅間に鉄道を新設(1067mm) →小野田線 | |
運鉱の需要がなくなった磐城炭鉱軌道は、物資や旅客輸送業務に転換 | ||
明治30年(1897) | 日本鉄道海岸線(常磐線)が開通。(湯本〜小名浜港間は駅の南側で平面交差することになった) | |
大正14年(1925) | 湯本〜小名浜間を馬車からガソリン車に変更。昭和2年に旅客がピーク(年間20万人) | |
昭和19年(1944) | バスの登場により旅客事業が悪化し、湯本〜小名浜間の廃止が決定(平面交差が解消) | |
昭和37年(1962) | 小野田鉱山が閉山 | |
昭和44年(1969) | 廃線 | |
出典 小宅幸一著 「常磐地方の鉱山鉄道」 |