河内川森林鉄道3 (天栄村)   2007.04        [TOP]  [寄り道]  [廃線Web]

 

・緑線は車道

・赤線は探索済み

・ピンクは推定

     

河内林道から左の西部林道に入り、

奥西部林道の起点を右に見つつ、30分ほど走る。

車のボディーがツートンカラーになる頃(大泣)、

やっとここに辿り着く。

河内川の支流、穴沢に架かる「穴沢橋」である。

 

 

橋の上から下流側を見下ろすと、

木製の橋脚が立ち並んでいるのが見える。

「トワ6」P203掲載の写真と同じものと思われる。

 

 

 

 

              

対岸には石積みの橋台が見えるが、

崩れていて一部しか残っていない。

 

さて、河原まで下りてみようか。

 

 

 

 

もう片方の橋台は完全な姿で残存していた。

いい具合に苔むしているな。

 

 

 

 

 

 

穴沢橋梁は現在の林道橋より遥かに長かったようだ。

穴沢橋の銘板によると竣功は昭和41年とあるから、

廃止までの数年間は並んだ状態で使われていたのだろうか。

 

 

 

 

 

河原から新旧穴沢橋を見上げる。

橋桁は人為的に切断されたようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

見るも無残な対岸の様子。

バラバラになった橋脚が散乱している。

 

 

 

 

 

 

さて、橋の前後の軌道跡だが、

下流方向は車道化されずに下河内まで残っていそうだ。

 

 

 

 

 

 

一応、道床まで行ってみたが、

河原から見た以上に酷い状況だった・・・。

 

下河原〜穴沢橋間、数キロの探索は諦めた。

木橋とかいろいろ残ってるんだろうなあ。

 

 

 

笹に埋もれた軌道跡から穴沢橋を振り返る。

手前に朽ちかけた橋脚が佇む。

 

 

 

 

 


穴沢橋から上流側は車道化されている。

 

 

 

 

 

 

 

車道と軌道はすぐ先で再び分かれる。

法面中段の段差が軌道跡である。

上ってみよう。

 

(上の画像辺りで車道と軌道が交差していたことになる)

 

 

 

路面は意外と整然としている。

徐々に高度を上げ、車道との落差が大きくなって行く。

 

 

 

 

 

 

振り返る。

足元に思いがけないものを発見した。

数は少ないが枕木が残っているではないか。

 

 

 

 

 

 

 

しかも犬釘のオマケ付きだ!

レールは回収したが釘は残していったらしい。

 

 

 

 

 

 

車道に沿って軌道跡も左にカーブする。

曲がった先には河内川に架かる橋が見えてくる。

軌道はこのまま上流に伸びていたはずだ。

 

 

 

 

 

しかし、すぐ先で軌道跡は崩れて消えてしまう。

崩落面は笹に覆われ、これ以上進めそうもない。

一旦、車道に下りよう。

 

ここにも路肩に枕木が顔を出している。

 

 

 

 

 

同じ地点を車道から望む。

法面の中段に軌道跡が見える。

このすぐ右側で崩れて消えてしまっている。

 

 

 

 

 

軌道跡を見上げると枕木が並んでいるのが見えた。

本当に軌道と車道は共存していたのだろうか?

 

 

 

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