三春馬車鉄道2 (郡山市)   2006.07        [TOP]  [寄り道]  [廃線Web]

  郡山市歴史資料館に三春馬車鉄道の客車の実物大模型が展示されているのはWeb情報で知ってはいたのだが、

   なかなか訪問する機会がなかった。 いまさらながら行って来たのでレポートとして加えておく。

 

どうやって上げたのか不明だが、

客車の模型は資料館の二階に展示してある。

三階より見下ろす客車は、現在の目から見ると

いかにも小さい。

屋根の上部にはコールタールでも塗ってあるのだろうか。

ザラザラ、デコボコしていた。

(分解して搬入後、再組み立てした、とのこと)[2006.09追記]

 

運転士、と言うか御者は立っていたようで椅子はない。

反対側には車掌が立っていた。

窓には当時はまだ珍しかったガラスが嵌められている。

客はベンチシートに対面して座る。

8〜10人乗りだったようだ。

 

 

          

側面の説明板。

「郡山〜三春間三区間」とあるので、

途中に駅が二箇所あったようだ。

[追記] 駅ではなく交換所が小泉と山田あった。

寄贈者 橋本捨五郎」とある。

橋本氏は三春町にも模型を寄贈し、石碑を建設している。

 

 

足周りの様子。

サスペンションやブレーキまで再現されており、

復元とはいえ本格的だ。

車輪の手前に置かれたレールは当時の実物だろうか?

何の説明もなかった。

 

 

 

展示された地図により、郡山駅付近のルートが判明した。

阿武隈川から西側は車道との併用だったようだ。

R288の旧道を通って東北本線を横断していたようだが、

どんな交差方法を採用していたのだろうか?

当時の車道も踏切も、現在は既に消失している。(赤い点線部)

その後旧R4を南下、磐西線の高架下をくぐり、駅前通りに入り、

「木村館が郡山出張所に当てられていた」と資料にある。

「木村館」とは何であるのかは不明。(旅館でした)[2006.09追記]

 

 

                                         ←前へもどる      次へ進む→

                               [TOP]  [寄り道]  [廃線Web]