中津川森林鉄道6 (猪苗代町)   2005.11     [TOP]  [寄り道]  [廃線Web]

 

前回の探索では、全長の1/4程度しか踏破できなかった。

しかし、その先も当然気になる。 見てみたい。

中津川上流には東京電力の取水堰があり、

そこまで林道が通じているので、

取水堰周辺の様子を見に行くことにする。

 

 

 

 

 

 

小野川湖南岸を通り、グラン・デコスキー場に向う。

途中に錆びたゲートのある林道があるので、

ここから入る。

 

 

 

 

すぐに沢を渡る。

コンクリート製の旧橋の上に鉄の桁を渡し、

鉄板を敷いて新橋としたようだ。

仮橋らしく、重量制限は極めて低い。

 

自重2tonのパジェロで進入する。

 

              

狭い林道を500m程進むと中ノ沢を渡る。

橋のすぐ上流には暗渠の出口がある。

その暗渠の入り口が、今回の目的地である

取水堰である。

しかし、中ノ沢を渡った所でゲートに遮られる。

 

 

 

結果から言うと、確かに崩落箇所はあるが、

車が通れない程ではない。

あるいは「崩落箇所をさらに悪化させるから入るな」

という意味か。

 

 

 

 

今回は車を置いて、ここから歩いた。

気温は7℃くらいだったか。

 

 

 

 

 

車道林道を歩くのは、退屈で嫌いである。

林鉄跡でも旧街道でもないしなー。

特に見所もない道をポクポク歩く。

 

 

 

 

 

 

 

「車、通れるじゃんか」

と悪態を付きながら1km程歩くと、分岐に出る。

通称「1003M分岐」と呼ばれる箇所だ。

 

 

 

 

デコ平を起点とする遊歩道がここまで伸びているので、

この分岐には案内板がある。

「中津川渓谷」が目的地なので、そちらに向う。

あと1.2km歩くのですか・・・はああ・・・。

 

 

 

 

中津川方面には、ブロックが置かれ、

さらにチェーンで閉鎖されている。

仮に車で来ても、入れるのはここまでだ。

 

 

 

 

 

さらに続く車道林道歩き。

周辺を散策しながら進む。

これは熊さんですかね?

同じところを二回引っかいてますね。

 

 

 

 

広葉樹が多いため、路上には大量の

落ち葉が積もっている。

サクサクと歩いて行く。

 

 

 

 

 

北東に見える大きな双耳峰。

あれが中吾妻山(1930m)だろうか。

中津川林鉄は、あの山の木材運搬のために

敷設されたのである。

 

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