原町森林鉄道・比曽川支線2 (飯舘村) 2005.05  [TOP]  [寄り道]  [廃線Web]

 

一般道と同じガードレールになってしまった。

正直言って残念なアイテムだ。

しかし車道化されても幅員だけは

軌道幅そのままのようで、

架け替えられた橋も、ご覧の通り極狭だ。

軽自動車でも神経を擦り減らしそうだよなー。

橋の奥に切り通しが見える。

 

路面は砂利だったりコンクリート舗装になったりと

めまぐるしく変化する。

岩の切り通しの右カーブを通過する。

 

 

 

 

                     

この路線では珍しい、石垣の法面を見つけた。

舗装工事の際も意図的に残されたようだ。

 

 

 

 

 

 

いやー、それにしても狭いな。

これでも車道なんだなー。

地形図では点線(幅員1.5m以下の道路)との

表示になってるけどねー。

 

橋から下を覗くと、木橋の部品が散乱していた。

 

 

新田川の流れを堰が止めている。

取水口は見つけられなかった。

どのような用途なのか不明だ。

 

対岸には石垣が見られ、その上は道床の

ようにも見える。 林鉄の旧道だろうか?

 

 

そのすぐ上流には橋が架かっている。

橋脚は林鉄の物を再利用しているようにも見えるが、

確たる資料はない。

現在、この橋が何に利用されているのかも不明。

 

 

 

 

車道歩きは退屈である。

かといってここを車で走る気にもならない。

オフロード用の自転車がベストチョイスか。

 

切り通しを抜ける。

 

 

 

車を降りて30分、1.5kmも歩いただろうか。

軌道の一段下に小屋が見えてきた。

モーターなどの作動音が全く聞こえてこない。

 

 

 

 

 

どうやら導水管の分岐地点らしい。

このおかげで、自分のいる位置が判った。

おそらくこの辺であろう。

 

 

 

 

山側には高い石垣の法面があった。

その辺から集めてきた自然石が

乱雑に積み上げられているように見えるが、

その割には崩落は見られない。

ちゃんと計算されているのであろう。

 

 

 

その先の切り通し。

信じ難いが鮮明な轍が二条あるのだ。

仕事でなら通ってみたいな。

 

 

 

 

 

久しぶりに桟橋道が現れた。

コンクリートの下にはオリジナルの道床が

残っているのかも知れない。

 

 

 

 

 

下流部では狭くて高い切り通しが多く見られたが、

上流部ではこの程度でも大きな方だ。

車道としては、なかなかの迫力だ。

 

 

 

 

 

 

 

路肩から河床に降りる長い階段。

いよいよ風兼ダムが近づいてきたのか?

いや、よく読むと単なる取水口のようだ。

ということは、この辺りか。

軌道の起点があるダムサイトまで1km以上ある。

 

 

この切り通しは高いが短い。

しかも拡幅されているようだ。

う〜ん、上流部はいまいちインパクトに欠けますな。

 

低温と雨で体力の消耗が激しい。

疲労と寒さで足の筋肉が硬くなり痛みが走る。

かなり辛くなってきた。

 

 

 

余りにも変化に乏しく、これから先も

さしたる鉄道遺構が期待できない・・・・。

疲れたし、帰ろっと!

前出「トワイライトゾ〜ン MANUAL」によると、
風兼ダムサイトの直前にゲートがあり、その手前の広場が
比曽川支線の起点ではないか、とのこと。

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